カントー@ベトナム
諦めていた夏のボーナスが出た。
金額は今までで1番少なかったが、支給されたことに驚いた。
コロナ騒ぎでまだ外食にも行けていないし、まごまごしていたら第2波で来週の4連休以降は家から出たくなくなるだろうから、連休前に会社を休んでちょっと良い肉を食べに行く事にした。
2015年2月
早朝から起床。世界はまだ暗い。人影もない。
明るくなってきた頃、路上でフルーツを売っていた。甘いのだろうか?白い丸はライスペーパー。
ホテルのロビーで朝食を食べ、大きな荷物はホテルに置いたまま水上マーケットの見学に行った。
昨夜立ち寄った屋台が沢山出ていたエリアの真ん前に船着き場があった。数時間前はあんなに人がいたのに、朝は静か。
船着き場から寝ぼけ眼で見たメコン川の朝日
メコン川は行商の船が行き交い、エンジンオイルやガソリンの匂いが混じっていた。
多分、昨日バスの中から夕日を見たであろう大きな橋
川沿いに立つ比較的富裕層の家。
所々に川へと続く階段が設けられており、階段ではおばちゃんがパジャマのまま何か洗っていた。洗濯か?そのうち大きな桃が流れてくるかもしれない。おじいさんは芝刈りに行ってるかもしれない。
大きい船の近くはオイルの匂いが一層濃く、その波は大きい。
観光客の船にコーヒーやココナッツジュースを売りにも来る。移動式の水上カフェ。
ベトナムコーヒーを頼みたかったけど、勇気がなくて声をかけられなかった。
まごまごしているうちにあっという間に移動カフェは去っていく。私の人生の縮図を見ているようなひと時。
舟が混雑している場所
揺れる船の上でお母さんはまだ眠いちびっこを抱っこして身軽に移動。ちびっこが甘えん坊なのは万国共通。
船で生活をしているのだろう。船上での暮らしが垣間見える。
水上マーケットではパイナップル、スイカ、野菜、マンゴー等が多く売られていた。
ラッキーなことに、たまたま水上で新婚カップル(多分)の撮影を見ることができた。末永くお幸せに・・・。
船を下りてライスペーパー工場の見学。工場と言っても昨日のココナッツキャンディー工場と同様、壁はなく屋根だけのスペース。
米の液体を熱い鉄板の上で温め、上手に円形にする。
1枚1枚ざるの上で乾かす
乾いたら重ねていく。
1枚1枚手作業で作っている。
買おうかなと思ったけど、家に帰り着くまでに割れてしまったらショックなのでやめておいた。
再び船に乗り、お昼休憩。
自転車を無料で借りられるようになっていたが人数分の台数はなく、自転車獲得戦に負けた私と従妹は庭を散歩したり、ハンモックで揺られたりして時間をつぶした。
レストランではカエルの丸焼きなど、個性的なメニューの中から何かを頼む気になれず、冷たいジュースだけ飲んだ。
昔の日本でも鶏はこういう籠に入っていたのかもしれない。
庭の水場には蓮の花が咲いていた。
安定のジャックフルーツもあった。日本でもジャックフルーツを育てられるだろうか?と、真剣に考える。
ひょうたんとヘチマ
お腹を空かせたまま再び船に乗り、朝の船着き場に到着。
ホテルに戻る前に時間があったので昨夜のお洒落バーでフォーを食べた。左の辛そうなのが私。実際辛かったのかは覚えていない。
食後にコーヒーを飲んだりして、ホテルに帰る前に金物屋でベトナムコーヒー用のフィルターを¥100で買った。ベトナムでは必ず手に入れたかった品物だったが、帰国してから未だに使った事がない。
路上で売っているマンゴーも¥100位で買ってみたが、食べ頃ではなかったのか、あまり甘くなかった。
ホテルに戻り、荷物を受け取ってバスに乗りホーチミンに帰ってきた。
バスから撮ったバイクの人達
従妹のマンションに帰り、荷物を置いてから再び街に繰り出す。街は帰宅ラッシュ。
ソフトシェルの唐揚げが美味しいお店、Quan94に到着。
ベトナムで魚介を食べて大丈夫だろうかと、いささか心配ではあったが全然平気だった。
唐揚げにはビールが合う
ソフトシェルは思っていたより大きかった。味付けが最高。
他にカニチャーハンとスープとサラダを頼んだけど、どれもこれも美味しかったのに2人で食べきれなくて泣く泣く帰宅。タッパーに入れて持って帰って来たかったくらい。
従妹は帰国してしまったので次にいつホーチミンを訪れる日が来るかわからないが、行ったら再びこの店でカニを食べたい。この旅で1番美味しかったし印象深い料理だった。