燕岳@長野県
2014年9月
母と私と山の師匠の3人で1泊2日の燕岳へ行った。
母は初めての、私は2回目、師匠は数えきれないほど燕岳へ登っている。
9月の秋晴れ、3連休のこの日は登山口の駐車場は混んでいるだろうからと、師匠とはしゃくなげの湯近くにある登山者用の無料駐車場で待ち合わせ。
そこから中房温泉行きのバス(¥1300)に乗って登山口に向かった。
燕岳は長野県の中学2年生が学校登山で登る山で、登山口から約4時間あれば山頂まで行く事ができる。距離は約6.5km。登山口からすぐに急登が始まるが、初心者向けの山なので危険な箇所は特にない。
燕山荘(¥11000)は泊まってみたい山小屋No.1になるような人気の山小屋だ。
だいたい30分間隔で良い場所にベンチがある。前回来た時はここでオレンジを食べた。
登り始めて中間地点くらい。
合戦小屋では松本の名産である波田のスイカ(¥800/1切れ)が食べられる。甘味があるので、1個まるまる買うと良い値段だ。水分補給にもなるし、暑い日に最高。9月も末なのでもうスイカは食べられないと思っていたのでラッキーだった。因みに前回来た時は11月初旬だったのでスイカはなかった。
ちょうど燕山荘グループのドンである赤沼さんがいたので一緒に記念撮影。
スイカを食べて出発!
森林限界に出ると遠くに小さな槍ヶ岳が見えてくる。ここからは槍を見ながら歩くことができる。最高のロケーション。
燕山荘が見えてきた
燕山荘に着いて受付をし、荷物を置いてから燕岳へ向かう。
燕山荘から燕岳まで1km。
前回来た時はガスッていたので見えなかったが、燕山荘からは燕岳まで見える。
有名な山のイルカ。向こうには小さく槍ヶ岳が見える。
イルカと燕山荘
もうすぐ山頂
花崗岩の間を縫っていく
槍をズームで撮ってみた。ずーっと槍が見えているので、嬉しくて何度もシャッターボタンを押してしまう。
山頂に到着
燕山荘までの道のりが見える
初めて目にしたブロッケン現象。昔の人は阿弥陀如来だと思ったらしい。
眼鏡岩の前で手を振る師匠と母
近くで見るとこんな感じ
親子で槍
イルカに合図を出しているところ
再び燕山荘に戻ってきた
燕山荘前にいるのは象徴的存在である山男の石像
夕飯までに時間がたっぷりあったので、喫茶室でチーズケーキセットを注文。
燕山荘グループは山小屋でもこういった贅沢なし好品が食べられる。
メニューも豊富。
夕飯の前に見た夕焼け空
食堂で夕飯。いただきます。
食後は食堂で赤沼さんのホルンを聴いた。
外から見る小屋の窓枠がかわいい。
受付で記念撮影
玄関前広場のステンドグラス。冬にはこの辺りにストーブが出ていて、前回来た時はストーブを囲んで他のお客さん達とお話しした。
階段の踊り場にある味のある森永チョコレートと書かれている鏡に映るステンドグラス。
カーテンの向こうは4人位ずつが入れるスペースになっている。今回は私達3人で1つのスペースを使う事ができた。3連休なのでもっと混んでいるかと思ったけど良かった。
翌朝、早く起きてご来光を待った。
遠くには富士山も見えた。
朝食を食べて下山。
初めて北アルプスに登った母へのお祝いに、売店で売っていた背中に「燕」という字の書かれたTシャツ(¥2500)を買ってあげたら喜んでいた。今でもたまに着ている。
私はいつかその先の表銀座を縦走してみたいと思いつつもまだ叶えていない。
縦走できた暁には自分にも何か買ってしまいそうで怖い。これ以上物を増やしたくない。
親子で合戦小屋
6月に飼い猫が死んでしまったが、今まで猫がいたから一緒に泊りでどこかへ出かけるということができなかったが(年老いた猫だったので、ペットホテルに預けるのもかわいそうだった)、母も山へ登りたいと言うので少しずつトレーニングして北アルプスまで来れるようになった。
7月からトレーニングを開始して9月には北アルプスに登れるようになった母の写真は、どの写真を見返しても疲れの隠せない笑顔ばかりだった。