甲武信ヶ岳@埼玉県・山梨県・長野県
恐れていた事が起きた。
4/25日帰りで阿弥陀岳の登山に来ていた東京都の自営業男性(36)が御小屋尾根付近から滑落して救助要請をしたのだが、救助後に搬送された病院で男性のコロナ感染の疑いが発覚。検査の結果男性は陰性だったが、救助にあたっていた救助隊員、パイロット、整備士、救助後に対応した隊員の10数名が、検査結果が判明するまでの2日間自宅待機となった。
この時期の阿弥陀岳と言ったらまだ雪があり、しかもこの男性のルートは南陵。滑落事故の多いルートをチョイスしているのだから、ある程度自信があっただろう。数々の山サイトで登山の自粛を警告しているのも見ていただろう。
こんな時期に登山しているだけでもすぐさま駆け付け、とどめの一発をお見舞いしたいところだが、法的に問題ありなので「もっと身の丈に合う山に行かれてはどうですか?」と、登山をする人のプライドが粉々になるような言葉をかけてあげたい。性格が悪いので。
驚くべき事に、4/25美濃戸口から山へ向かった人は10名位はいたらしい。
昨日のニュースでも、上高地に入った人はこの2日で3名位いると聞いて0ではないことに驚いたばかりだ。
どうして大人になると人の言う事を聞かずに勝手な事ばかりをするのだろう?
休校中に独自で考えた家遊びをしている子供達の方がよっぽど大人だ。
8月24日
6:10 毛木場の登山口出発
出発する時には少し雨が降っていた。かっぱを着るか着ないかで悩み、駐車場で着たり脱いだりしていてロスタイム。
登山口のコース案内
千曲川沿いを歩いて行くのが一般的だが、それではつまらないから十文字峠⇒甲武信ヶ岳⇒千曲川沿いを下山する周回ルート。
なぜこのルートを選んだのか?途中の鎖場を下るよりは上る方が良いと考えての選択。高所恐怖症は登りより下りで発揮するからだ。ただそれだけ。
ただそれだけで歩き始めたが、歩けど歩けど誰にも会わない。
道は間違っていないが、誰にも会わないと不安にもなる。
なぜならここは熊の棲む山。
熊の真新しい爪痕がないか、木々を遠くまで観察しながら自分のザックが擦れる音にさえ敏感になりながら歩く。そうすると、爪痕ではないものまで爪痕に見えてくる。
十文字小屋
途中、1か所だけ道を間違えてすぐに気づきUターン。
今日は日帰りで15km歩かなければならないので、ゆっくりお昼を食べている時間はない。
休憩は5分以内にして、歩きながらスニッカーズを食べたりした。
大山
私の好きな感じの道
11:20 甲武信ヶ岳
ガスっていて眺望はない。しかし、今まで1組しか会わなかったのに、山頂には結構人がいっぱいいてびっくりした。埼玉方面から登ってくる人が多い。
眺望もないし、さっさと下山開始。
下山し始めたらたちまち晴れてきた。
千曲川水源地
時間を見ると余裕があったので腰を下ろしてお昼を食べた。
水源からは水がぽこぽこ湧き出ている。
本当なら水源地の水を汲んでカップラーメンが食べたかったが、日帰りではそんな余裕はないだろうと持ってこなかったのが悔やまれる。
母が飲みたがるだろうと思ったので、オプティパスに水を汲んで帰った。
水源地から流れるせせらぎが・・・
小川になり・・・
川になって海まで旅する
15:00 思ったより早く登山口に帰って来れた。
あんなに忙しく歩きながらスニッカーズなど食べなくても良かったなと反省。