仙丈ケ岳@山梨県・長野県
緊急事態宣言が解除された。
しかし、不要不急の外出は控えるように、5月中は県境の移動を控えるようにと政府は言う。
25日に解除された地域とそれ以前に解除された地域のそれぞれの区別がわかりにくい。
友人と「まだ食事には行けませんよね・・・。」と話していた。でも、越県しなければ良いのかと思って白馬までドライブしてしまった。
お山の営業形態も変わってきそうだ。夏の営業をしない小屋、6月から開く小屋など、山小屋では今後の対応がそれぞれ違ってくるらしい。
また、小屋に泊る際には各自でトラベルシーツを持って行く必要が出てきそうだ。
この際だから自然を守る為にも小屋泊は完全予約制に、有料の入山許可証を取ってから登山をする方向へシフトしたらいいのになと思う。
街にも山にも人が増え過ぎた。
2016年6月
山開きである長衛祭に参加した。
1泊2日の行程で、初日に山開き、翌日は仙丈ケ岳への登山をする。
芦安には6時半頃到着。
乗合タクシー(協力金含めて¥1200)に乗って広河原まで移動。
1時間位待って、広河原から北沢峠へのバス(¥550+荷物¥200)に乗り込んだ。
お天気はまずまず。
山の師匠と現地で待ち合わせていた。
師匠はこもれび山荘泊、私は長衛小屋でテン泊。
到着してすぐに小屋で受付をする。テントは¥800
テントを設営後、開山祭の受付。受付時に携帯トイレをもらった。
長兵衛小屋の前には高さ2mを超える大きなフキが茂っていた。
私が小さいのではない。フキが大きいのだ。
小雨の降る中開山祭が始まり、1人ずつ献花台に花を手向けた。
南アルプスの開拓者である竹澤長衛さんの展示パネルをじっくり見る。
「いいか無事に帰りつけよ。家族のもとに帰りつけよ。」全くもってその通り。
山で命を落としてはいけない。
豚汁を食べたりピロシキを食べたりイベントを楽しんで、夕方になってから師匠と別れていそいそとテントに戻る。
夜が近づくにつれ雨が酷くなった。
翌朝はテント内で朝食を済ませてこもれび山荘へ向かう。
グループ登山では師匠の体調に合わせて「ゆっくり歩くチーム」に参加。
天気の悪い中無事に山頂にたどり着いたけど、眺望も何もない。1.5m先の視界が見えない。
おかげでライチョウの親子に会う事ができた(一瞬だったので写真は撮れず)。
ライチョウは曇っている日に会える確率が高くなる。昨年仙丈ケ岳へ行った時は晴れていたので会えなかった。
仙丈ケ岳でお昼を食べた。何を食べたか覚えていないが寒かったのは覚えている。
小仙丈ケ岳には登った記憶すらなかった。それ位靄の中を歩いていたということだ。