金峰山@山梨県
2016年9月
アイゼンを車の中に置いて行ったが為にリタイヤした記憶が薄れてきた頃、冬が来る前に金峰山のリベンジに向かった。
登山口は前回と同じ、廻り目平キャンプ場から。
5:30 金峰山荘出発
早朝なので人気もなく、熊に出くわしたら嫌だなと思って林道を歩いていた。
30分位歩いたところで進行方向からやってくる単独の登山者に遭遇。同じように廻り目平から歩いてきたが、やたらと林道が長く続くので道を間違ってしまったのではないかと思って引き返してきたらしい。
私は「間違っていませんよ。このような林道が1時間は続きます。」と言って、話をしながら一緒に歩きだす。
私は熊が怖くて1人じゃなくて良かったと安心したこと、春にアイゼンを車の中に置いて行ったら途中でアイスバーンが登れなくなり引き返した事などを話した。
途中、中ノ沢の出合いで休憩を取った時、おじさんから甘くて大きなスモモをいただいた。写真も撮ってもらった。
休憩後、前回リタイヤしたアイスバーン箇所を探しながら歩いた。
その場所はすぐにわかった。今見ても急登だった。そこから先は未知の世界だ。
金峰山小屋到着寸前、突然黒い大きな顔がにゅ~っと出てきた。
「熊だ!!」一瞬凍り付いたが、よく見たら黒いラブラドールレトリバーだった。
まるで久しぶりに会ったかのような対面風景だが、全くもって初対面の1人と1匹。
犬は人懐っこくて、なぜか私の肘の匂いを嗅いでいた。
小屋の敷地内にある岩
金峰山に到着
おじさんと一緒に記念撮影
五丈岩には登れない。なぜなら高所恐怖症だから。
おじさんに「登りますか?下から写真撮りますよ」と提案してみるも、登らなかった。遠慮していたのだろうか?
11:50 なんと昼前に登山口の廻り目平キャンプ場まで帰って来れた。
おじさんと連絡先を交換したりお話をしてお別れ。
あれからスモモを食べる時、いつもこの日の事を思い出す。
帰り道は晴れていた。川上村っていいな。
空が遠いような近いような遠いような・・・
いつかレタス畑で星空観察をしてみたい。