輪島朝一＠能登半島（石川県）
いつになったら輪島の記事にに辿り着けるのか？
それは今日です。
7月28日（日）
道の駅すずなりを出発してから3時間以上が経っていた。
通常ならそんなに時間はかからない距離だろうが、写真を撮っている間にもう8時過ぎている。
輪島朝一は8:30スタートなのに少し遅れをとってしまい、駐車場に入れるか心配だったが、なんとか停める事ができた。駐車場のおじさんに指示された場所は白線のないスペースだった。
皆が歩いて行く方に向かって歩く。
大きな広場の屋根のある場所に朝一の屋台がひしめき合っている。
事前に仕入れていた情報と違う・・・想像していたのはこんな感じ。
台風が近づいているから屋根の下なのだろうか？
雨が降ったらいつもこの場所で朝一やってるんだろうか？
でも、とにかく賑わっている。
市町さんのような人がステージの上に立ってスピーチしていた。炉端焼きもできるが、全て満席。
さすが！日本三大朝一だけあって盛り上がっている。土日など、特に予定のない日は朝一でスピーチしてるんだろうかと、早速サザエを売っている店に並びながらぼーっと眺めていた。
お店の人にサザエと魚貝セットを欲しい事を伝えると、携帯の時計を確認し、まだ9時になる前だから売れないと言う。
朝一は8:30スタートだと思ったけど、私がチェックした情報が古かったのだろうか？ぐらいにしか思わなかったが、5分程して9時になったのでボイルしたサザエ6個セット（￥800）と生の魚貝セット（￥1000/ホタテ、イカ、白身魚（種類は忘れた）、タコの切り身、イワシ3匹）を購入。
お兄さんがお釣りを用意する為にその場を離れた。すかさず私は隣にいたお客のお姉さんに、「このお店は安い方ですか？」とこっそり尋ねた。実は、お店がいっぱいあり過ぎて適当な店に並んでいたので、高い店で買ってしまったのならショック・・・と思って聞いたのだ。お姉さんは「色々見たけど、他のお店より安いと思います！」と言ってお姉さんも魚貝セットを買っていた。
安心。
安い店を探そうとぐるぐる回るのって面倒臭いからつい近場で買ってしまいがちだが、ラッキーな時とアンラッキーな時がある。今回はラッキーだった。
お釣りを受取った私は焼きサザエ（￥500/3個）を追加注文。
1人なので1個だけ売ってもらえないかと交渉したら、￥100でいいよと言ってくれた。
焼きサザエはボイルサザエよりも一回り大きかった。居酒屋などで￥700位で売ってるやつよりは小さめ。
サザエを立ち食いしながら、次はアワビの列に並ぶ。
他の店は開店後のバタバタだったが、並んでいる店はこれから開店するようで準備の様子を並んでいる皆でぼーっと見ていた。
列の最後尾に並ぼうとしていた人が「これは何の列ですか？」と聞いていて、誰かが「お刺身です」という声が聞こえた。
間違ってお刺身の列に並んでいたようだ。お刺身はいらないので、私は列からそっと離れ、他の店でアワビ（￥1000）を買った。
これはそのアワビを自宅でバターソテーにして食べた時のもの。柔らかくて美味しかった。
私はそうでもないが、母が好きなのでアワビやサザエがあれば買うようにしている。
やっと落ち着いて会場を1週した。
大阪の税関のおまわりさんがカスタム君クイズというのをやっていて、全問正解するとカスタム君グッズを差し上げますと言うのでやってみた。
正解じゃない方の答えがかわいい。
全問正解し、カスタム君のボールペンかストラップか迷ったが、ストラップをもらった。
箱に入った悪い薬のサンプルも置いてあったので見せてもらった。
「これ、本物ですか？」と聞いたら、本物ではないらしい。恐らく塩、茶色いザラメ、小麦粉などで悪い薬に見せかけているのだろう。
高校生か大学生位の3人組がサザエ釣りコーナーを設けていたので、サザエ釣りってどんな風にするのかやってみせてもらったら、細いワイヤーの先が輪っかになっていて、その輪っかをサザエに引掛けて釣るらしいが・・・見本を見せてくれたお兄さんでさえ釣れなかった。1回300円で時間制限があったけど、全く釣れなくても必ず2個は貰える。
私は大人だからやらなかったけど、ちびっこといっしょだったらやってみなと言っていただろう。
思ったよりお店が少ないなと思いながら駐車場に向かおうとしたその時、”朝一⇑”の標識を発見。
あれ？今まで私がいた場所は何だろう？朝一じゃなかったの？と思ったが、それはこの後、いしる煎餅屋のお兄さんから「あっちは年に一度のアワビ祭りだよ」と教えてもらう事になる。
私はアワビ祭りを朝一と勘違いしていたようだ。
朝一に出店しているおばちゃん達曰く、アワビ祭りやサザエ祭りの時は朝一の売れ行きが少し悪くなるとか。
私もアワビ祭りで色々買ってしまった・・・
朝一で買った海鮮を炭火コーナーで焼いてその場で食べる事もできる。
輪島朝一で購入したお土産の備忘録
赤鯛（￥250）安いのか高いのかわからないが、とにかくアクアパッツァが食べたかった。だいたい25～30㎝位の大きさで、内臓が取ってあり、鱗の処理もされていた。これは調理後のそれ。熱を加えると赤色が白になった。母は「赤魚じゃないの？」と疑っていたが、多分赤鯛だと思う。
アジの一夜干し（￥500/3枚）を2セット購入。まだ食べていない。安いのか高いのかわからないが、地元のスーパーでもアジの干物ってこれくらいの値段だったような？
道下睦美さんのホタルイカの素干し（￥500）お店のお姉さんが1匹をライターであぶって試食させてくれた。
地元の和菓子をあげたらとても喜んでくれて、なぜか友達が作っているという菜箸を大量にくれた。これから輪島塗りとなる箸だったのだろうか？新鮮な木の香りがした。
中浦屋の柚子グルトソフト（￥400）ゆずの風味が暑い夏にさっぱり美味しいレアチーズケーキみたいな味なので、クリームチーズも入っているのか聞いたけど入っていないとのこと。
柚子ドリンク（￥250）こちらも中浦屋で購入。お土産用に。ポカリスエットの柚子味のような感じ。
塚本菓子店のえがらまんじゅう（￥150）を2個。くちなしでもち米を黄色くし、餡子の入った饅頭全体にまぶしてある。その場で蒸かしたてを食べられるが、常温でも3日は持つのでお土産にも良い。数に制限があるので売切れごめん。お店に人学校集まってくるように店の前で食べていたら、バスツアーの団体様が続々と来店して買っていた。
栄煎堂のいしるせんべいまめ（￥450）としおせんべいまめ（￥450）いしるとは魚醤の事だが、全然臭みがない。小麦粉と馬鈴薯（じゃがいも）を使って製造。次から次へと試食を出してくれる。そして、購入後は割れてしまって売り物にならないから・・・と言って沢山の割れ煎餅をいただいた。煎餅は結構硬め。
マイショップマツオのあごだし（￥500）トビウオの粉末だし。そうめんだしやサラダにかけても美味しいとのこと。ポトフの味が薄かったので少し入れてみたら一気に魚貝味が増した。トビウオだし当たり前。お値段高めなので、味の濃い料理より薄味の料理で使いたい一品。
能登揚げ塩浜作り 塩の道（￥1000） 禄剛崎灯台を過ぎて輪島へ来る途中、塩を作っている作業場や販売店、塩づくり体験所を通ってきた。昔ながらの製法で作っている。よって値段は驚く事なかれ。塩を手に入れたい・・・そう思って車を走らせていたが、朝早すぎてまだどこも開いていなかった。そうなると、何が何でも欲しくなってしまう人間の心理。粒は普通の塩より大きめでミネラルが豊富。先日、バジルソースを作った時に使ってみたが、塩そのものの味見をするのを忘れていた。「5月に白馬の塩の道を歩いたんです！」とおばちゃんに報告したら笑っていた。
磯海苔とワサビ海苔（￥500/2個）ノーマルの海苔2個だと食べきれなさそうなのでノーマル×ワサビの1セットにしてもらって購入。どちらもお土産であげてしまったので味はわからない。
まれのドラマ記念館で輪島サイダー/里山（￥200）と輪島サイダー/里海（￥200）里山は琥珀色、里海は青色のサイダー。
青色はカクテルを飲んでいるような雰囲気が楽しめるので、わざわざワイングラスに注いでみた。さくらんぼを浮かべても良いだろう。
まれの記念館でしおサイダー飴（￥250）口当たりがまろやかな飴。季節が季節なので買ってみたが、この後帰宅途中に寄った国道8号線のコンビニにも売っていた。
記念館はイートインスペースや実際に撮影で使われたセットがあったりして、ドラマを観ていた人なら面白いかも。
今回、私が考えた朝一でお互いwinwinの試食について。試食しても買わなかった場合、お店の人のがっかりした顔を見るのが辛いので試食さえも躊躇してしまう問題。私はこの朝一の為に地元の名産の個包装された和菓子を持ってきていた。試食しても購入に至らなかった場合におばちゃんに渡すのだ。
輪島朝一ではあまり試食はなかったが、買った時にお店の方に和菓子を渡したら、皆、最初はすごくびっくりして、その後すぐに喜んでくれたので良かった。
甘い物は苦手だけど、これは大好きだから嬉しいと言ってくれたおばちゃんや、品物の売買だけでなく会話も弾んだ。
もし次に朝一に行くことがあればまた持っていきたいと思う。
