本州最南端@和歌山県
2013年8月
リゾート大島で起床。
京都からやって来たM氏と合流した。今日から2泊は隣のコテージの小さい部屋に移動することになっていた。今日だけM氏もコテージに泊る。
2人とも暑さにやられていたので、リゾート大島内を見て回りつつレストランでかき氷を食べた。レストランは唯一クーラーの効いている施設だった。
私は昨日のお伊勢さん辺りから、M氏は和歌山に入ってからの症状を伝えあい、「これはきっと、2人とも熱中症ですね」という結論に至った。
倒れたりしていないが、きっとそうに違いない。
私は昨日、アイスの実を2袋食べて回復したが、今日になって再びこのようなことになってしまった。和歌山の夏、恐るべし!
必要な物だけ持って再び昨日の海にシュノーケルをしに行った。
車の中で色とりどりの魚がいることや大きなウニがいっぱいいることなどをM氏に話したが、潜ってみたらウニは1つもなかった。昨日心配そうに様子を見に来ていた人が収獲したのだろう。大きさと言い、食べ頃だったと思う。
昨日より風が強かったので波が荒れていたが、大きな岩に囲まれている場所だったので沖に流される心配はない。しかし、岩につかまっていないと魚を観察もできないほどの荒れっぷり。魚も昨日の方が多かった。
お昼になってM氏と本州最南端まで行った。
さすがに本州最南端だけあり、ライダーが多かった。
気の良さそうなお兄さんに写真を撮ってもらう熱中症の私とM氏。
芝生では時期によっては無料でキャンプもできるようになっているが(有料の時期でも¥600)、いかんせん日陰がない。
真夏以外だったらここでキャンプもいいなと思った。
向かい側にある潮岬観光タワーの見学に行ったらレストランに行列ができていた。
メニューを見てここでお昼を食べようという事になり、最後尾に並んだ。M氏は確かマグロ丼のような物を食べていたような気がする。私はお腹が空いているようないないような微妙な感じだったのでドリンクだけ注文した。
せっかくなので窓際の席を選び、海を見ながら食べた。夏らしいランチになった。
長居したかったけど、クーラーがガンガン効いているので寒くなってきて外に出た。
和歌山に来た時にいつも気になっていた42号線沿いにある弘法の湯に行ってみようという事になり、M氏と向かった。
温泉は地元のおばあさんが管理をしていて、もしよければノートに名前を書いてくださいと言われた。受付は誰かの家の居間のような作りで、一般の方の家のお風呂だけ借りにきたような不思議な感覚。
ちょうど誰もお風呂に入っていないタイミングだった。
男湯とか女湯に分かれているのではなく、2つのお風呂は貸切になっているのでファミリーにもありがたい。
多分今日のお客は私達が最後だからゆっくり入っていいよみたいな事を言われたような気がする。
お風呂には石鹸などはなくシンプルな造りだが、窓からは太平洋が見える。
お風呂上りにおばあさんと少しお話をして帰った。
夕飯は何を食べようかと話しつつ、串本駅周辺に向かった。
飲食店があまり開いていなくて、やっと見つけた居酒屋に入った。何という名前の居酒屋だったのか覚えていない。それぐらい熱中症にやられていたし、昔の事なのだ。
魚よりも肉を食べて力をつけようと牛肉の何かを頼んだのだが、その牛肉の何かがとても美味しかったのに、何を食べたのか覚えていない。牛、焼いてあったこと、それを食べた瞬間からみるみる力が湧いてきて、2人とも熱中症のクラクラが治ったのだ。
やっぱり人間、いざという時は肉を食べないと力が出ない。
しかし、漲る力を生かすことなくリゾート大島へ戻り、コテージで眠りについた。