ラブックベイテングザル保護区@ボルネオ島 2日目
年に一度の車の税金を支払う時期がやってきた。
昔はその年のギリギリまで支払うのをもったいぶり、督促金100円と共に納めていたが、今年は既に支払いを済ませた。
結果、給料が振り込まれる銀行の口座残高は789円となり、今時の小学生の方がもっと持ってるよ!という残念なことに・・・。
来年は海外などには行かず、来月、6月の給料日からお金を貯めようと思っている。
5月の給料日は15日だが、既に多額のクレカ引き落としがあることを心得ているのでないものと思って過ごしたい。
4月25日(木) 有給休暇2日目
5:00 コタキナバル空港内のカプセルホテルで目を覚ました。
移動疲れしていたのに、眠ってから3時間毎に一旦目が覚めて時計を確認していたので、目覚ましが鳴るよりも早く起きてしまった。
顔を洗って、昨日の夜買ってきた菓子パンを1個食べた。
ホテルには朝食は付いていないが、マッサージルーム兼食事スペースには水とお湯のサーバーがあり、コーヒーや紅茶はいつでも無料で飲めることになっている。
本棚に並んでいる本を見たら日本語の本が1冊だけあった。
チェックアウトし、空港へ向かう。
と言ってもホテルが空港の1Fなので、荷物を持ってチェックインカウンターのある3Fに移動するだけ。
8:45発のエアアジアでサンダカンへ向かう為、予め行っていたWEBチェックインのコピー用紙を見ながらチェックインの機械で預ける荷物の受付票を出した。機会には日本語表示もあった。
カウンターで荷物を預け国内線のゲートがある2Fへ下りる。
お土産物屋やセブンイレブン、エステがあり、なまこ石鹸もあったが高かったので買わなかった。これから先、移動していく途中の安い店で買えばいいやと思っていた。この時の私はなまこ石鹸などどこにでもあると信じて疑っていなかった。
時間がたっぷりあったので、出発ゲートの前にある子供向けのお土産物屋で小さい甥っ子にアベンジャーズのペンケースを買った。RM28。クレカで購入。レートは0.32と書いてあり、昨日両替したレートより良い。4月に小学校に入学したばかりだから、こちらの方がなまこ石鹸よりは喜ばれるだろう。
薬局もあったので値段チェックを・・・と思って覗いてみたが、高かったので早々に退散し、椅子に腰かけて大人しく飛行機を待つことにした。
エアアジアの飛行機の中ではグッズ販売があり、前から欲しかったシートベルト型のキーホルダーを買おうか、限定販売されているフラミンゴの防水バッグを買おうか迷ったが、まだ来たばかりだし、飛行機の中ではカードが使えないし、どうしても欲しかったらコタキナバル空港で買えるのではないかと思って買わなかった(どうしても欲しくなかったらしく、数日後に空港に舞い戻って来たときに思い出しもしなかった)。
シートベルトキーホルダー
グレー色の防水バッグ
フライト時間が1時間もないので食事は出ないだろうと思っていたが、売りに来たので思わず子供のおやつみたいなミールを買ってしまった。MR6。マフィンとベリー系ドリンクとキットカットのセット。食べるなら予め予約している方が安いが、いつも食べるつもりもないのに買ってしまう。でも後悔はしていない。
空からボルネオ島を見下ろしていると明日向かうキナバル山が見えた。めっちゃ高い。本当に登れるのか?写真を撮りたかったが、カメラをザックにしまい込んで頭上の荷物入れに入れてあった事を後悔した。
9:35 サンダカン着
スーツケースを受取り、バスを探すもタクシーしかない。バスで町まで出ればRM15でオランウータンのいるセピロックまで行かれる。しかし今日1日でテングザルとオランウータンを見ておきたかったので、町まで出る時間がもったいなかったし、タクシーで向かおうと咄嗟に決め、タクシーカウンターに行く。
受付のお姉さんに「ラブックベイでテングザルを見て、セピロックのオランウータンを見た後にホテルまで送ってもらいたい」と伝えるも、2カ所以上は無理と言う。そこをなんとか!と頼みこむと、しぶしぶ「じゃあいいよ」というように言っていたと思うが、今となってはわからない。RM125。
高いなと思いつつ、タクシー代を支払った。時間の限られた旅をしているので仕方がない。
タクシーで40分位でラブックベイテングザル保護区に着いたが、道中は不安になるほどの田舎道で周辺に民家はあまりなく、ミニバスも通っていない理由が納得できた。
敷地内のゲート手前でタクシーを降り、入場料(RM60)とカメラ代(RM10)を支払う。
再びタクシーに乗り、10:30頃ゲートBに到着した。
ゲートBでは餌やりの時間が11:30と16:30に分かれていて、11時半のを見たいからそれまで待っててと伝えて園の中に入って行った。周りには何もないので、タクシーで来た場合には帰りの足も確保しておかなければならない。
静かな環境の中で最初に見たのはシルバーリーフモンキーだ。
警戒することもなくのびのびと暮らしている。
餌やり場にテングザルが現れたので近くに行って写真を撮った。
ミラーレスのレンズが壊れ、新しいのを買おうか迷っているうちに渡航となったので今回は重いのを我慢して一眼レフを持ってきたが、望遠は持ってこなかった。重いから。ここまで遠いなら望遠を持ってくれば良かったかなと後悔。
ジャングルのあちこちから現れるテングザル。まだ餌やりの時間より早いよ?時間になったらもっと増えるのか?
餌を食べたり
水を飲んだり
休憩したり。
人間とテングザルの違いって何だろう?あまり違わないよね?よく似た人知ってるし。
ジャングルの方へ目を向けるとわさわさと葉が揺れていて、上の方にテングザルがいるのが見える。遠い。
ちょっと飽きてきたので再びシルバーリーフモンキーや軒下にいる猫を見る。
暑いから冷たい水を買ってタクシーのおっちゃんに渡した。私のおごりで。RM3
私は持参したぬるい飲みかけの水を飲んだ。
そろそろ帰ろうかなぁと思ったが、最後にもう一度テングザルの写真を撮っておこうと餌やり場の近くへ行こうとしたら、テングザルの方から近くに来てくれた。
半径50センチ位だっただろうか?
興奮していたのはサルの方ではなく私の方だった。
こんなに近くに接近して噛みつかれたらどうしようかとドキドキしていたが、テングザルは物怖じすることなくこちらを見ている。
昔、小さい甥っ子と動物図鑑を見ていた時「天狗みた~い」と言って笑った猿の名前を見たらテングザルと記載されていた時から私の中でテングザルは特別だった。
動物の好きな甥っ子を連れて来てあげたいなと思う程にテングザルとの距離がぐっと近づいた瞬間だった。