トレイル計画@信越トレイル
登山人口よりもロングトレイル人口の方が少ないだろうと考え、シルバーウィークに有給を1日足して信越トレイルのリベンジに行く事にした。
私はスマホを持っていないので、緊急事態が起こってもその場で調べるということができない。
山へ入る前には入念に下調べをし、細かい事まで計画を立てる。
特に水場の確認は大切だ。信越トレイルでも夏場に枯れてしまう水場があるので、その区間を歩く時は多めの水を確保しておかなければならない。
食料計画は楽しい。
前回挑戦した時は日数分の魚肉ソーセージやオレンジ等の重たい物など、色々食べ物を持って行きすぎた。
今回は2日目に泊るキャンプ場へ、予め3日目以降の食料を送って極力荷物を減らす作戦。
まだチョコレートが溶けてしまう季節なので、甘い物は粉のカスタードクリームと、非常食用のコンデンスミルクで対応。なるべくコンデンスミルクをちゅーちゅー吸ってしまう事は避けたいと思うが、お腹が減っていたらどうなるかわからない。
お昼の時間を悠長に取ることはできない為、あくまでも行動食と割り切ってエナジーバーやぶとう糖、柿の種をボリボリやる。因みに柿の種はピーナッツいらない派。
たまには小布施堂の栗羊羹で士気を上げる。
先日、「今年の朱雀は予約制になりましたよ」とM氏から連絡が来た。行きたいけど、既に平日でも予約で埋まっているようだ。ん~、そうなると余計に食べたい。
夜はガッツリ食べてよく眠る。
アルファ米にとろろをかけて食べる。
3日目の朝はチーズリゾットを食べる予定だが、しめじとベーコンは用意しないといけないらしい。しくじった。どうするか考えている。
ジムでは「最近山には行っているの?」とよく聞かれる。
「コロナで全然。最後に行ったのは2月です」と答えているが、この連休にトレイルを歩く事を伝えたら熊の心配をされた。
昨年は小熊が多かったらしく、今年はその小熊達が大きくなって徘徊しているのだとか。
8月に小梨平キャンプ場で暴れた熊と思われる個体はその後、麻酔銃が当たって 死んでいるのが発見されたらしい。
私は野生動物と人間の共存はできないと思っている派だ。
自然の中に入る時は人間が野生動物のテリトリーに入っていくという感覚を持ち、人が100%気を付けなければならないと思っている。
匂いのする物を残さない、人間の糞尿は地中深くに穴を掘って埋める、森に入っている時は大きな音を出して存在をアピールするとか。
それでも出遭ってしまったなら仕方がない。
麻酔銃で死んでしまう熊がいなくなる為にも、日本でもベアーキャニスターが浸透する日が来ることを願っている。
日本の森にオオカミがいなくなった代償はとても大きい。