天狗岳@長野県
大雨が降るたびにそこかしこで氾濫する川。
梅雨なんて風情あるものではなくて、もはや雨季だ。
この状態を異常気象と言う人はあまりいなくなった。
雨季の大雨で川が氾濫するのが当たり前になりつつある。
今までとは気象が異なり、作られる作物にも変化が起きている。
そのうち日本では雪が見られなくなるかもしれない。
この気象と向き合いながら生きていく術を身に着けるより早いスピードで変化する地球。人類が気象の変化に追いついていないのではないか?
2012年6月
山岳講習でお隣に座っていた方とお互いの家が近い事がわかり、一緒に黒百合ヒュッテに行く事にした。
カフェ巡りの好きな方で、黒百合ヒュッテのマフィンセットを食べたいと言っていたので、カフェに詳しくない私は「ほぅ~」と思って着いて行ったような感じだった。私は地図もコンパスも用意していなかった。
山慣れしてきた頃に日帰り登山ということもあり、ヘッデンは持って行かなかったのだが、日帰りだろうが何だろうが、ヘッデンは必ず持って行かなければならないアイテムということを知ってはいたけど「本格的登山じゃないから大丈夫」という甘さがそうしてしまった。
色々な条件が重なって助かる事もあれば助からない事もある。
この時の山行があったから、特に慎重になったように思う。
※画像の日付はカメラの設定をしていないので当てにならない。
朝、近所のお宮に集合してK氏の車で白駒池の駐車場へ向かった。
登山開始は朝の7時~7時半頃だったように記憶している。
K氏の持ってきた地図というのが簡易的な観光マップ程度の地図だったが、黒百合ヒュッテまでだし、まぁ、大丈夫でしょう!と気楽に出発。
見晴らしの良い木道を歩き
苔の森を抜け
高見石小屋に到着。
石の小山に登ると蓼科山や白駒池を望む事ができる。
高見石小屋で休憩。名物の揚げパンを食べた。
高見石小屋を後にし、まずは中山の山頂を踏む。ガスッていたので何も見えず、写真すら撮っていなかったようだ。
黒百合ヒュッテに到着。ちょうど昼頃だったような・・・
飲まなかったけど、生ビールもあった。
予定ではゴールを黒百合ヒュッテに設定していたが、まだ12時だし、話の流れで天狗岳を目指すことに・・・
段々と近づいてくる西天狗。
あちらは東天狗。
山頂が平らなのは蓼科山
西天狗岳に到着。
多分、イワカガミ
多分、チングルマ
西天狗から見た東天狗
西天狗からの眺望
多分、硫黄岳
東天狗にとりかかる。
東天狗到着。今知ったけど、東も西も同じ標高らしい。
東天狗からの眺望
山の天気は変わりやすい。雲の流れが速く、すぐにお山が見えなくなった。
多分黒百合ヒュッテまで下山してきて振り返った山。
時間がないので、超特急で下山した。
途中でトイレに行きたくなり、高見石小屋でトイレ休憩。
暗くなる前に登山口まで行けるか不安だった。聞けばK氏もヘッデンを持ってきていないと言う。
黙々と歩いているがなかなか辿り着かない。駐車場のある登山口に帰ってきたのは18時を過ぎていた。
辺りは薄暗くなり始めていた。
単純に計算し、休憩を覗けば往復10時間歩いていた。
反省点が沢山ありすぎる山行になってしまった。
・天狗まで登るのならもっと早くに出発する設定にしなければならなかった
・日帰りでもヘッデンは必ず持って行かなければならない
・急な予定変更はせず、黒百合ヒュッテでお昼を食べて下山するべきだった
・人任せの山行になってしまった。自分でも地図やコンパスを持って行くべきだった