仙丈ケ岳@山梨県・長野県
彼氏や旦那がすれ違いざまに彼女や嫁の尻を触ってくる、というあの病に名前を付けたいと常々思っていた。
付き合っていれば、結婚していれば良いと思っているのだろうが、不快度は痴漢が100%だとしたら95%位だ(残りの5%は優しさ)。
敵は全力で尻を触りにくる。
こちらは全力で尻を守る。
人生とはその繰り返しだ。
全神経を尻に集中させられれば良いが、大抵何かに集中している時に無防備な尻を狙われる。
旅とは無関係だ。仙丈ケ岳とも全く関係ない話だ。
先日、TVで清水国明が嫁の尻を触っているのを見て思い出した。
し・・・尻を触るんじゃねぇ。
因みに、最適な病名はまだ考え中。
8月25日(日)
金曜日の残業中、この土日は家業の手伝いをしなくてもよいとなったので、急遽1時間する予定だった残業を30分で切り上げて帰宅。
夕飯食べてジムに行って帰って来たのが22時頃。
土日の天気予報を確認し、テン泊用の準備をして寝たのが23時だった。
5:10 芦安駐車場に到着。第3駐車場へ停めるように指示をされた。
朝起きて芦安駐車場へ向かう。前に来てから3年も経っている。私の大脳皮質が3年前に辿った道を覚えていたので、ギリギリに家を出発してもなんとか始発前のバスに間に合った。
5:20 始発より10分早く広河原行きのバス(¥1310)が出た。乗っているのは私も含めて6~7人。前回来たときは乗り合いタクシーを利用した。
6:00 広河原到着
6:30 広河原⇒北沢峠行きのバス(¥1000)が出発。
バス乗り場には既に長い列ができていた。広河原から北沢峠行きのバスの始発は6:50だが、人がいっぱいなので始発時間を待たずして出発するのだ。
7:00 北沢峠到着
初日は仙丈ケ岳に行く予定だったので、急いで長衛小屋へ移動し、テントの受付(¥500)をした。テントの受付では年齢調査を行っているのだろう。全員に年齢を聞いていた。男性には言っていないようだったが、女性には「失礼ですが」と前置きをして年齢を聞いてくれる。
急いで適当な場所を探し、テントを幕営。前回来たときの場所がいいなと思って見たけど、既に誰かのテントがあった。
8:00 北沢峠登山口出発
北沢峠↔長衛小屋間が往復20分、テントを張ってよくぞこの時間に間に合ったなと思う。
長衛小屋近くの本物の南アの天然水を汲んでから出発。
仙丈ケ岳まで240分。
1合目
2合目。
2合目までは誰にも会わなかったけど、そこから先は結構人がいた。
9:15 大頭滝到着。
割とすぐにお腹が空いたのでさけるチーズ(スモーク味)を貪っていたら、あっという間に10分位経ってる。
途中の甲斐駒が綺麗に見える位置で写真を撮っていたら、下の方に長衛小屋のテン場が見えた。6合目より前。
6合目付近
日本の1番(富士山)と2番(北岳)のコラボ
10:15 小仙丈ケ岳
小仙丈ケ岳から見えた富士山
前回来た時はガスっていたから霧の向こう側に薄ぼんやりとしか見えなかった下の方が、今回はくっきり見える。滑落ポイント。
仙丈ケ岳まであと少し。
北岳がかっこいい
パパラッチをしていたその時、仙丈ケ岳方面からヘリがやってくるのが見えた。
ヘリ(山梨県警ヘリ:はやて)はすぐに近くまでやってきて、滑落ポイントを旋回して帰って行った。
遭難者でも探していたかのような動き。すごく近い。
はやてと甲斐駒
さようなら、はやてよ。あっという間に小さくなる。
11:20 南アの女王 仙丈ケ岳到着
山頂で母が持たせてくれたトマトを食べた。重たかったけど美味しい。持ってきた甲斐があった。
下の方に見えるのは仙丈小屋
キアゲハ?が3匹位舞っていた。
11:45 下山開始
山頂でトマトやあんドーナツを食べたりしていたらあっという間に30分位過ぎてしまう。
12:00 仙丈小屋到着(10分休憩)
トイレに行きたくないけどトイレに行っとく。小銭がなかったので両替してもらって¥200払う。
前回来たときはここでお昼を食べた。
仙丈小屋から見た仙丈ケ岳
3年前に来たときはガスっていたので仙丈小屋を下ってきた所で親子の雷鳥を見かけたので、その辺を歩きながら雷鳥を探したけどいなかった。こんなに晴れてたらいないよねと納得。
下りは前回と違うルートを選んだ。
12:45 馬の背ヒュッテ
相変わらず望遠レンズを使って撮影しているので、離れて撮っても全貌が撮れない。
馬の背Hを通り過ぎ、道を間違えたかな?と思って3分位歩いた後で引き返すも、特に分かれ道はなかったので合っていたようだった。
水が豊富な南アっぽくなってきた。
馬の背Hを過ぎて最初の小川に分かれ道の目印がある。
私が目指すのは大滝の頭なので川を渡る。
藪沢小屋到着。
小屋と言っても今はやってないみたいだ。
携帯トイレ専用は¥200
水が豊富な山。スイカとか冷やして食べたい。
14:25 2合目まで戻ってきた。北沢峠から登ってきたが、帰りは長衛小屋方面へ下る。
更に下っていくと、北沢峠へ行く道と小屋へ行く道で分かれる。
15:00 仙丈ケ岳2合目コース登山口に到着
夏の山は雷が怖いので2時か3時には行動を終わらせるようにしているが、なんとかギリギリ間に合った。でも、2日間とも晴れて雨が降る事はなかった。
川の水を汲んで小屋に帰る。
テン場に着いたらすぐにご飯の用意。
山へ行く前に夕食で食べるパスタを水に浸しておこうと思ったが、一刻も早く登りに行かねばと思い、下山してから30分程水に浸しただけだったので、かなりのアルデンテだった。ショック。硬いパスタでもエネルギーになるので、翌日の甲斐駒ヶ岳登頂ではパスタ食べといて良かったな。なんて島崎三歩みたいな事を思った。
パスタが喉を通る時、扁桃腺が痛かったので腫れていたのかもしれない。熱もないし、体調は悪くなかったので龍角散ダイレクトだけで対応。
夕飯を作っている時に後ろのテントの方が「今日はどちらへ行かれたんですか?」と話しかけて来てくれた。私は人見知りなので自分から話しかけることができないが、ソロだと話しかけてもらえるのは嬉しい。
「ビール持ってきてるけどどうですか?」と言ってくれてめっちゃ飲みたいと思ったが、明日の山(甲斐駒)が待っているので遠慮しておいた。
山談義で盛り上がり、「LINEの交換しませんか?」となったが、LINEをやっていないどころかまだガラケーなんですと答えたらびっくりしていた。
こうしてLINEの交換はできず、出会いのチャンスを逃す私なのだった。
7:30 就寝
【行動食】
さけるチーズ
トマト
あんドーナツ 4個
【夕食】
たらこパスタ
くるみパン
コーヒー
※昼間にあんドーナツばかり食べていたので塩っ辛い物が食べたくなったが、持参したポテチは満腹で食べられなかったのでテントのご近所さんにあげた。
※持ってきたガスの残量が少なく、思いの外パスタを茹でる時に時間をくったのでなくなってしまい、小屋で小さいガス(¥500)を購入。