明日は会社休みます。

仕事を続けながら休日に旅をするOLのブログです。

星の旅人たち@マーティン・シーン

これ以上コロナ感染が広がったら、しばらく旅などには出られそうもない。

もうこうなったらカヤックとかカヌーを買って、食料やテントと寝袋を積んで川下り位しか残された道がないような気がしてきた。

何日もかけて川を下りながら、夜は川辺でテントを張って薪を集めてキャンプ。

誰にも会わず、ひっそりと自然を楽しめそうだ。

自粛とは言ってもネットショッピングが進んで、通常よりも出費が多くなってしまっているのは私だけではないと思う。

 

【星の旅人たち】

息子のダニエル(エミリオ・エステヴェス)が、ピレネー山脈で嵐に遭遇して死んだと知らされたトム(マーティン・シーン)。キリスト教巡礼地サンティアゴ・デ・コンポステーラを巡る旅を果たせなかった息子をとむらい、彼が何を考え巡礼に臨んだのかを知ろうとトムは決意。ダニエルの遺品と遺灰を背負い、800キロメートルの道を歩く旅に出る。その途中、夫のDVに苦しんだサラ(デボラ・カーラ・アンガー)や不調に陥った旅行ライターのジャック(ジェームズ・ネスビット)と出会い……。

 

フランスからスペインへの聖地巡礼を歩きながら息子の遺灰を撒いていく映画。

聖地巡礼とは、日本のお遍路と同じようなもので、キリストの聖地を歩くのだ。

巡礼ルートは1つだけではなくいくつかあるが、この映画ではフランス人の道を歩いていたと思われる。

人それぞれ人生があるように、聖地巡礼を歩く理由も人それぞれだ。

1人で歩き始めたが、歩いているうちに仲間ができる。

 

聖地巡礼に興味を持ち始めた頃にながら見してしまった映画だったので、残念ながら内容をよく覚えていない。

私は無宗教だし、神の存在があるかと問われてもまだはっきり答えることはできないが、いつかは聖地巡礼やお遍路を歩いてみたいと思っている。

私はまだキリストとブッダのことを聖☆おにいさんでしか知らないので、キリスト教や仏教の事を今よりもっと知ってから歩きたい。

般若心経の現代語訳はたまに思い出す。特に、「苦しみも辛さも全てはいい加減な幻」という言葉と、最後の「心配するな。大丈夫だ。」という言葉。

超スゲェ楽になれる方法を知りたいか?
誰でも幸せに生きる方法のヒントだ

もっと力を抜いて楽になるんだ
苦しみも辛さも全てはいい加減な幻さ、安心しろよ。
この世は空しいモンだ 痛みも悲しみも最初から空っぽなのさ

この世は変わり行くモンだ 苦を楽に変える事だって出来る
汚れることもありゃ背負い込む事だってある
だから抱え込んだモンを捨てちまう事も出来るはずだ

この世がどれだけいい加減か分ったか?
苦しみとか病とか、そんなモンにこだわるなよ

見えてるものにこだわるな 聞こえるものにしがみつくな
味や香りなんて人それぞれだろ?何のアテにもなりゃしない
揺らぐ心にこだわっちゃダメさ それが『無』ってやつさ。

生きてりゃ色々あるさ 辛いモノを見ないようにするのは難しい
でも、そんなもんその場に置いていけよ

先の事は誰にも見えねぇ
無理して照らそうとしなくていいのさ

見えない事を愉しめばいいだろ
それが生きてる実感ってヤツなんだよ

正しく生きるのは確かに難しいかもな
でも、明るく生きるのは誰にだって出来るんだよ

菩薩として生きるコツがあるんだ、苦しんで生きる必要なんてねえよ
愉しんで生きる菩薩になれよ
全く恐れを知らなくなったらロクな事にならねえけどな
適度な恐怖だって生きていくのに役立つモンさ

勘違いするなよ 非情になれって言ってるんじゃねえ
夢や空想や慈悲の心を忘れるな それができりゃ涅槃はどこにだってある

生き方は何も変わらねえ、ただ受け止め方が変わるのさ
心の余裕を持てば誰でもブッダになれるんだぜ

この般若を覚えとけ。短い言葉だ

意味なんて知らなくていい、細けぇことはいいんだよ
苦しみが小さくなったらそれで上等だろ

嘘もデタラメも全て認めちまえば苦しみは無くなる、そういうモンなのさ
今までの前置きは全部忘れても良いぜ

でも、これだけは覚えとけ
気が向いたら呟いてみろ 心の中で唱えるだけでもいいんだぜ

いいか、耳かっぽじってよく聞けよ?

『唱えよ、心は消え、魂は静まり、全ては此処にあり、全てを越えたものなり。』
『悟りはその時叶うだろう。全てはこの真言に成就する。』

心配すんな。大丈夫だ。