明日は会社休みます。

仕事を続けながら休日に旅をするOLのブログです。

LIFE@ベン・スティラー

日頃から大企業よりも圧倒的に少ないボーナス。

「夏のボーナスは出ないかもしれない」と、仕事中に心の声が漏れてしまった。

周りは皆、思っている事は同じだという表情でこちらを見ていた。

 

ボーナスどころか会社の経営さえ傾いてしまい、もしも無職になったらやりたいと思っていることとそれにかかる日数をリストアップしてみた。

 

聖地巡礼 1か月~1.5か月

・PCT 3か月~4か月

・ヒマラヤトレッキング 1か月~1.5か月

熊野古道 1か月~1.5か月

・お遍路 2か月~2.5か月

・京都トレイル 2~3日

信越トレイル 4~5日

ニュージーランドでトレッキング三昧

グリーンランドでビール

アイスランドでスケボーと温泉

 

全部ぎっちぎちの予定を組めば、1年と少しで全て叶えられそうだ。予算の問題はこの際考えない。

 

コロナによる自粛で行動できる範囲が限られてしまっている中、旅に出たいというモチベーションを保つわけではないけれど、私はよく映画を観て影響されて旅に出たくなることが多々ある為、旅ブログでもあるし、旅に関する映画を再度確認することにした。

(自己満足の世界)

 

LIFE

雑誌「LIFE」の写真管理部で働くウォルター・ミティ(ベン・スティラー)は、思いを寄せる女性と会話もできない臆病者。唯一の特技は妄想することだった。ある日、「LIFE」表紙に使用する写真のネガが見当たらない気付いたウォルターはカメラマンを捜す旅へ出る。ニューヨークからグリーンランドアイスランド、ヒマラヤへと奇想天外な旅がウォルターの人生を変えていく。

 

ベン・スティラーが好きだった。

  •        閉じる

ナイトミュージアムで有名な俳優だが、それより少し前に出演したズーランダーというおバカ映画を観に行って好きになってしまった。

そんな彼が出演する映画で旅を題材にしている。観ないわけなかった。

リュック1つで旅をする。

旅をするにつれ、主人公の顔つきが徐々に活き活きと逞しく変化してくる。

グリーンランドでは豪雨の中でヘリから船に飛び乗り、アイスランドでは得意のスケボーで道路を走る。

私がグリーンランドアイスランドに行きたいのはこの映画に影響されている以外ない。

あまりにもこの映画の良さを力説していたので、課長がDVDを焼いてくれた。

仕事を辞めたくて人間を信じられなくなって現実から目を背けたいと思っていた時期、私は毎晩LIFEを観てから眠りについていた。今思えば、それはまるで私なりの祈りだった。この時間があったからこそ今の私があると言える。そうでなければもうとっくに仕事を辞めていたはずだ。

ちょうどその頃、ベトナムで働く従妹の様子を、親戚を代表して見に行くという名目で2日間有給を取り、ホーチミンへ向かった。

もちろんホーチミンへ旅立つ前夜もLIFEを観た。

ベトナムでは5日間過ごした。

メコン川の夕日や朝日を見たり、甘い果物を食べたり、歴史に触れたりして帰国した私は、もう毎日のようにLIFEを観ることはなくなっていた。

しかし、物理的に遠くへ旅することができない状況の時、今でもたまにLIFEを観る。

 

To see the world  
Things dangerous to come to  
To see behind walls       
To draw closer             
To find each other and to feel  
that is purpose of life      

世界を見よう
危険でも立ち向かおう
壁の裏側を覗こう
もっとお互いを知ろう
そして感じよう
それが人生の目的だから