明日は会社休みます。

仕事を続けながら休日に旅をするOLのブログです。

チョコレートヒルズ@ボホール島(セブ)

10日位前から毎日パタゴニアのサイトをチェックしていた。

毎年2月は公式サイトで大々的なセールを行っている為だ。

私のお目当ては数年前から狙っていたフィッツロイダウン、色は黒、サイズはXXS。

 

 

ウィメンズ・フィッツロイ・ダウン・パーカ, Black (BLK)

¥ 62,700 ¥ 43,890
ハイロフトのバッフル構造と800フィルパワー・アドバンスト・グローバル・トレーサブル・ダウン(強制給餌や生きたまま羽毛採取が行われたものでない鳥から供給されたことが、親農場から被服縫製工場までNSFインターナショナルにより認証されているグースダウン)のインサレーションにより、極寒のビレイや骨まで凍るようなビバークでも優れた保温性を提供するパーカ

 

 

黒のXXSは毎年早々に売り切れてしまい、セール時期には完売している。

ならばXSでもいいかと思い試着してみるも、アメリカンサイズなので肩が大きい。

フィッツロイのダウンは毎年売りに出ているがデザインや生地がちょっとずつ変わっているので、ある時は生地に光沢があり過ぎる、ある時はデザインが気に入らないなどで、購入には至らなかった。

今期のフィッツロイはどうだろうと、昨年の10月にパタゴニア目白店にわざわざ出向いて試着をしていた。

悪くない。悪くないけど定価で買うには肩の辺が気に入らない気がする・・・。

その日はダウン購入はせず、接客してくれたお姉さんから目白店のステッカーをいただき、ザックだけ買って帰ってきた。

今季もフィッツロイダウンを諦めていたのだが、公式サイトを張り込んでいたお陰か暖冬の影響なのか、お目当てのダウンを2万引きの値段で手に入れる事ができた。

これで真冬のモンゴルでゴビ砂漠から日の出を拝む時にも寒くないし、ダウンの下はTシャツという薄着もできる。

東京の地下鉄でこれを着ていたら汗だくになるだろう。それでもいい。いつか行きたいと思っている真冬のモンゴルの為にダウンを・・・

フィッツロイとはパタゴニア地方にあるアンデス山脈の山の名前だ。

私の冒険は既に始まっている。

 

1月15日 有給休暇2日目①

テルチェックアウトの日。

通常なら10時頃チェックアウトだが、私達は(騙されていなければ)朝からボホール島に行くので5時にチェックアウトした。

荷物はボホールから帰ってくるまでロビーで預かってもらえるので、名前を書いて引換券を受け取った。

外はまだ暗い。

ジョナサンが5時に迎えに来ると言っていたが本当だろうか?

M氏が不安がっている。

もし騙されていたら私の責任だから既に支払ってしまったツアー代金6000ペソをM氏に渡そう。そう腹をくくっていた。

1人旅だったら絶対に怪しいと思って断っていただろう。

昨日の大量の海老の天ぷらも、メニューを見てシュリンプと書いてあっただけで決めてしまったが、いつもだったら「これってどんな料理?」と、注文する前に確認していたはずだ。

ジョナサンの車はワンボックスカーだった。

ワンボックスカーはまだホテル前には停まっていない。

ついについに海外で詐欺に遭ってしまったかと思い悔やんでいたその時、乗用車に乗ったジョナサンが現れた。

 

5:00 ホテル出発

10分位でフェリー乗り場に到着。

ジョナサンが受付に行って予約券を乗船券に引き替え、8000ペソと一緒に私達に手渡した。

ボホール島に着いたら現地のガイドにお金を渡してほしいとな。

ジョナサン!どこまで日本人を信用しきっているんだ!

私達はさっきまでグッチのセカンドバックを小脇に抱えてやってくるあなたを完全に疑っていたというのに・・・。

ジョナサンを疑っていた自分の心を恥じた。

なんて心の薄汚れた大人になってしまったんだ・・・朝のフェリー乗り場で自分に失望していた。

ジョナサンが「帰りはここに迎えに来るから。それじゃ!」と手をひらひらさせて、グッチのセカンドバックを小脇に抱えて去っていった。

 

私とM氏は待合所の椅子に座って6時の出航まで待つ。

待合所はクリスマスとお正月の雰囲気。

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人の塊が動き出した時、不安になって近くのスタッフに乗船券を見せて「ここで待ってていいの?」と確認した。

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フェリーの出航にはまだ時間があったので昨日スーパーで購入したマンゴスチン(74ペソ)を食べた。

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できるだけ甘そうなのを選んで買ったが、まだ甘さが足りない物もあった。

 

バナナ(13ペソ)

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サングラスをかけたおじさん達がやってきて突然生演奏が始まる。

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私達が乗るフェリーの乗船時間がきた。

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室内はクーラーでキンキンに冷えている。ニットも持ってきて良かった。

船内はほぼ満席状態。

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M氏も私も乗り物に乗るとすぐに眠くなってしまう。

船が動き出してすぐに爆睡。

 

8:00 約2時間位でボホール島に到着

出航の時は薄暗かったが、完全に日は昇り蒸し暑い。

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外に出るとフェリーを降りた人達を待ち構えている現地のツアー斡旋する人々が声をかけてくる。「もう決まってるよ、ごめんね」と言ってつれない態度で接するM氏と私。

ジョナサンと分かれる前に現地ツアーガイドの画像をもらっていたので、それだけを頼りに私達のガイドを探す。

船から降りてきた人々がいなくなり、残された私とM氏。

現地のガイドと落ち合う事ができないでいた。

そんな私達を見かねて、さっきツアーを斡旋してこようとし女性が声をかけてきた。

「ガイドの名前は?」「わからない・・・。この人なんだけど・・・」そう言ってジョナサンから送ってもらった画像を見せるも、首を振って「知らない人だわ。ガイドだったらこういう証明書を持ってるはずだけど・・・。もうお金は払っちゃったの?」首から下げている証明書を私達に見せながら哀れんだ目で尋ねる。

お金は払ったけど、ジョナサンから8000ペソの現金を受け取り、現地ガイドに渡すように言われている。

もしこれが詐欺だったら、全額(2人で12000ペソ)詐欺られたわけではないことになる。こうなったら気持ちを切り替えてここでツアーに申し込もうか・・・?

M氏と相談していたらどこかで見た顔が向こうから歩いてくる。

ジョナサンから送ってもらった現地ガイドの画像の人だった。

心配してくれた女性ガイドにお礼を言って、私達のガイドに「とりあえずトイレ行きたい」と申し出、駐車場の隅っこにあるトイレで用を足してガイドの車に向かった。

なぜかフェリー乗り場の駐車場ではなく、だいぶ離れた場所に車を停めていた。

なぜだ?

 

朝食がまだだと聞いたガイド(名前が難しくて覚えられなかったが、トップガンに出ていた頃のトム・クルーズをフィリピン人にしたみたいな人)が、マックのドライブスルーに寄ってくれた。

途中、トムが「追加料金支払ってバギーやってみる?」と聞いてきたが、私もM氏も興味がないからいいよ、と言って断った。

 

10:00 港から1時間程でチョコレートヒルズに到着

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トム(名前の難しい現地ガイド)が「1時間半したらまたここに戻って来るから!俺の車のナンバーの写真撮っておいて」と言うので写真を撮り、トムと別れた。

1時間半もここを満喫できるだろうか?私は少し不安になった。ゆっくり見ても30分もあれば十分だ。

 

展望台への階段を上り始めるとTDLっぽいオブジェが・・・

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階段を結構上る。

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振り返るとスタート地点のロータリーが見える。

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何しろ時間はたっぷりある。何度も何度も振り返ったりしながら階段を上った。

 

チョコレートヒルズ。3月~5月頃になると丘が茶色くなり、まるでチョコレートのようだからそのように言われているらしい。

私達が見たのは1月なので、まだ抹茶チョコと言ったかんじ。

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 けたたましい音が聞こえてきたので下を見ると、バギーに乗って遊んでいる人たちがいた。

「あの人たちは追加料金を払ってバギーをしているんだな。コースも広くて楽しそう。こんなに時間を持て余す位なら追加料金払ってでもバギーをしたら良かったな」と羨ましくなった。

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日本からのツアーで申し込むより現地で直接申し込んだ方が僅かに安いようだ。

ATV   –     Php 500 – 30 minutes;  Php 950 – 1 hour

Buggy-     Php 850 – 30 minutes;  Php 1500 -1 hour

 

展望台にはインスタ映えを狙ったであろうロゴが。

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あっさり見終わったM氏と私は階段を下りてロータリーに戻ってきた。

三角屋根の建物は何だろうと行ってみると、土産物屋が並んでいた。

私はアイアイ(猿)のマグネットを、M氏はフクロウのバッグや小銭入れを買っていた。