明日は会社休みます。

仕事を続けながら休日に旅をするOLのブログです。

硫黄岳@長野県

 

11月24日(日)

f:id:amikic:20191126140751j:plain

夜はぐっすり眠った。

眠りに着く前に携帯のアラームの設定を解除してないような気がして、先週の日曜日は朝4:30にセットしていたので、朝っぱらから大部屋の皆さんに迷惑をかけてしまうと思い、暗闇の中でザックの中の携帯を取り出して電源をOFFにした。

相部屋だったのに耳栓を忘れ、おじさんも多かったからいびきで眠れないかと思ったが静かなものだった。

寝返りを打った時に一度だけ雨音が聞こえていたのは覚えている。

目覚ましもかけずに起きたので何時に起きたのかわからない。

目を覚ますとKさんもKMさんも起きていた。

速攻で起きて朝風呂に入った。

こけももの湯には誰もいなかった。

登山で来て朝一で温泉に浸かれるなんて最高だ。温泉旅館かよ!

最高なんだけど、5分も入っているとぽかぽかしてきて逆上せそうなので長湯ができなかった。

 

部屋に戻って朝食用の食材などを持ち、談話室へ。

Kさんがきのこリゾットを作ってくれた。

先にお風呂から上がっていたKMさんがきのこをカットしてくれていた。

リゾットを作りながら残っていたたまごパンを食べた。

卵とほうれんそうのスープを持ってきたのでお湯を沸かした。

f:id:amikic:20191126140829j:plain

窓からはチェックアウトしてカッパを着た人達が見えた。小雨が降っていた。

私達は食べながら硫黄岳に登るか下山するか話し合ったが、結局結論は出ず、でもどちらかというと下山してどこかの温泉にでも入り、りんご狩りを楽しむ方向に進んでいた。

食後にキナバルを思い出しながらサバティーを飲んだ。

私達の出会いはキナバルの山小屋だったので、今回の山行では何度もキナバルの話題が出ていた。

 


どうしてキナバルだったのか、いつ頃飛行機の予約をしたとか、KMさんなんて歩荷のおじさん達が履いている靴を買って帰ってきたらしい。

 

朝食後、部屋に戻ってパッキングをしつつ、どうする、どうする、硫黄岳登る?りんご狩りにする?とか言いながら大部屋の窓から見る空が青く晴れていることに気付くもりんご狩りバージョン(下山の方向)のパッキングをしながら迷う。迷える子羊3匹。

チェックアウト時も空を気にしつつ、でもまだ少し降ってるねと言いながらカッパは着ない(=下山の方向)。

しかし、山小屋のご主人が今日はこれから晴れてくるよという一言で、KMさんが「行こう!」と言い出した。

私とKさんもさっとザックを下ろし、その場で準備する。

変わり身の早さ!

私はその辺にカメラをぽっと置いて、Kさんに「!カメラ忘れないようにね」と言われた。

いらない荷物をデポさせてもらい、カッパを着ていざ硫黄岳へ!

 

8:00 本沢温泉出発 雨はすっかり止んでいる。

f:id:amikic:20191126141108j:plain

 

私はアタックザックを持ってくれば良かったと思う程にザックが大きい。

カッパも歩きずらいので、この後すぐに脱いだ。

f:id:amikic:20191126141621j:plain

 

野天風呂付近の登山道は夜中の雨でぬかっていた。

前を歩くKMさんの足がずぼっとぬかるみに入って、深さが10センチ位あった。

粘土質の白い泥で皆の登山靴が真っ白になった。

f:id:amikic:20191126143246j:plain

 

9:05 やまびこ荘到着

f:id:amikic:20191126143904j:plain

 

山小屋は全て閉まっている。水分補給。日差しが暖かい。来週から12月だなんて信じられない。

樹林帯を抜けると一気に標高が上がり、さっき休憩していたやまびこ荘が小さく見える。

f:id:amikic:20191126144110j:plain

 

西天狗と東天狗が大きく見える。

その向こうには雲がかかっているが雪の北アも見えた。

f:id:amikic:20191126144249j:plain

 

Kさんは最新のスマホを持っていたのだが、その画質の良さに驚いた。コンデジより全然良い。私もスマホにしようかなと思うほどに。

f:id:amikic:20191126143618j:plain

 

何度も登っている硫黄岳だが、いつも必ず晴れている。

f:id:amikic:20191126144422j:plain

 

本沢温泉を8時に出発してから誰ともすれ違っていないね。という話をしていた。宿泊していた人たちは皆硫黄には登らず下山したようだ。

 

10:05 硫黄岳登頂

ラッキーなことにノーアイゼンでここまで来れた。それだけ気温が高く、雪が融けていたということだ。登山道では誰にも会わなかったが、頂上は既に10人位人がいた。本沢温泉に宿泊していた人達ではなかったので、恐らく赤岳方面から来た人達だろう。

f:id:amikic:20191126144556j:plain

f:id:amikic:20191126150246j:plain

 

赤岳・横岳・阿弥陀岳もくっきり見える。

f:id:amikic:20191126145233j:plain

 

東西天狗

f:id:amikic:20191126145313j:plain

 

諏訪湖

f:id:amikic:20191126145353j:plain

 

八ヶ岳ブルーの空を飛んでいるような写真を撮ってもらった。

空に近い方がより青が濃いような気がする。

f:id:amikic:20191126150538j:plain

 

KMさんはジャケ写並みに羽ばたいている。

f:id:amikic:20191126150611j:plain

 

頂上では写真を撮ったりおやつを食べていたらあっという間に30分経っていた。

 

10:35 硫黄岳下山開始

f:id:amikic:20191126150756j:plain

 

昼前の野天風呂には誰もいなかった。今日は眺望も良いのにもったいないとは思うものの、これから入るという気にはなれなかった。しかし、昨年の私は硫黄岳から下山して野天に入ったのだった。面倒な時とそうでない時の差が激しい。

f:id:amikic:20191126151426j:plain

 

11:51 本沢温泉到着

f:id:amikic:20191126151638j:plain

 

デポさせてもらっていた荷物をザックに詰め込む。

この時もまた、その辺にカメラをぽっと置いてKMさんに「!カメラ忘れないようにね」と言われた。そうなんです、いつもぽっとその辺に置いて忘れるんです。母にもよく注意される。忘れないよう、すぐに手元に持ってきた。

 

12:09 本沢温泉出発f:id:amikic:20191126153858j:plain

 

ランドネ風

f:id:amikic:20191126153912j:plain

f:id:amikic:20191126153930j:plain

 

今年の1~3月頃、キナバル前に北八ツでトレーニングしていた時の話をした。

その時はこの分岐の向こう側に行って、鍋を食べたりトイレがしたくなって・・・など。


13:19 しらびそ小屋到着

昨日は見えなかった天狗が見えるが、上の方はガスっている。池の氷は融けていた。

f:id:amikic:20191126153309j:plain

 

しらびそ小屋では混雑時はお昼の営業が13時までなので、お昼を注文しても大丈夫か聞いてみると、小屋にはお客さんは誰もいなかったのでOKだった。

私とKMさんはカレー(¥900)を、Kさんは牛丼を注文。おしるこ(¥800)にしようか迷ったが、おしるこはおやつみたいなものだからな・・・。

待っている間に良い木漏れ日が入ってきたのでくつろぎの写真を撮った。

f:id:amikic:20191126153942j:plain

f:id:amikic:20191126153423j:plain

 

カレーは辛くなかったので完食できた。f:id:amikic:20191126153540j:plain

 

小屋には今日もリスがいた。

f:id:amikic:20191126155237j:plain

 

私はズームにしても上手に撮れなかった。

f:id:amikic:20191126155209j:plain

 

14:00 しらびそ小屋出発

15:00 登山口到着

f:id:amikic:20191126155305j:plain

 

駐車場には私の車も含めて3台のみ。

この時期は紅葉も終わり、雪もないので山はひっそりとしている。温泉ものんびり浸かれる。

次来るときは雪が積もっているだろう。

 

下山後は南相木村にある滝見の湯(¥450)に寄った。

入り口では釣りキチ三平がお出迎え。

f:id:amikic:20191126153703j:plain

 

よく見ると手作り。素晴らしい!!

f:id:amikic:20191126153729j:plain

いつか釣りキチ三平の漫画を全部読んでみたいと思っている。

洗い場のシャンプー、リンス、ボディーソープはオーガニックで調子が良かったので、売店で買おうかなと思って値段をチェックしたら¥1000だったが、1ℓ位の大きさなので高くもない。迷ったけど買わなかった。

普通は温泉に行くと「おむつは持ち帰ってください」とかゴミ箱付近に書かれているが、ここの温泉の素晴らしいところはおむつ入れ専用のゴミ箱があるところ。おむつだからと言って拒絶しない所が村民のおおらかさを感じた。

お風呂から上がっても体がいつまでも暖かい。

ちょうど新そば祭りをやっていたが、それはまたの機会に。

 

最寄り駅の近くにある酒屋で無事にお目当ての日本酒の裏ラベル(限定品)をゲットし、KさんとKMさんは帰って行った。