日本最高峰野天風呂 本沢温泉@長野県
なんとなく見つけたブログを見ていたら、お惣菜の海老1尾だけを買い、お皿を使わずにテーブルの上で食べている人がいた。
衝撃的すぎてびっくりしたが、そのカテゴリの人達は皆、ブログを始めた頃は普通の人なのに段々と病んでいっていた。
テーブルの上で海老を1尾食べる人も然り。
世の中には色んな人がいる。
私の知っている世界はまだまだ狭い。
11月23日(土)
朝、最寄り駅でKMさんとKさんをピックアップして、途中にある高原のパン屋さんで昼食を買った。
私は塩っ辛い物が食べたくなりそうな予感がしていたので、ベーコンエピとベーコンパンを購入した。
Kさんは持ち帰り用の食パンも買っていた。高原のパン屋さんで作る特別な食パンは、しらびそ小屋での朝食時に薪ストーブで焼くトーストとして有名らしい。
今朝、帰宅したKさんからもちもちして美味しかったと、早速レポが届いた。
10:44 登山スタート 曇っているが暖かい
霧の中を歩く。北八ツっぽい。
歩いているとすぐに暑くなり、1枚、2枚と上着を脱いでいく。
気付くとKMさんは半袖になっていた!
台風19号の爪痕
12:22 しらびそ小屋到着
今日はガスっていて天狗が見えない。池の全容すらもわからない。
持ってきたゴミは持ち帰るなら持参したパンを食べてもいいよと言われ、コーヒー(¥500)を注文して中で食べた。ジャムが乗っているリッツも添えられている。
くるっとカップを180℃回転させると、みどり池 しらびそ小屋と書かれていた。
13:03 しらびそ小屋出発
ランドネ風の写真を撮りながら進む。
「先週来たときはここの丸太に腰かけて休憩しました」とか、色々話しているうちに本沢温泉が近くなってくる。
本沢温泉にチェックインする前にテン場の水を汲んで行った。無料だが、煮沸消毒は必要。
14:33 本沢温泉到着
先週来たときには沢山あった霜柱もなく、ノンアイゼンでここまで来れた。
3人で記念撮影。
小屋で受付。日本秘湯を守る会の温泉。
エロい手ぬぐい
私達は素泊まり(¥6000)。部屋は火気厳禁なので、自炊は乾燥室か談話室でやってねということだった。小屋泊の場合、野天風呂(日が昇ってから沈むまで営業)と内風呂(24時間)の料金込み。
冬場の暖房費:¥300
水:¥100/500ml
野天風呂ランキングは1位。日本で一番高い場所にある温泉。2位の白馬鑓温泉とはわずか50m差!
野天風呂と内風呂はそれぞれ源泉が違うので違いを比べてみるのも面白い。
部屋に荷物を置いて内風呂の脱衣所に着替えを置き、いざ野天風呂へ!水着は下に着てきたので楽だった。
KMさんとKさんは初本沢温泉なので、野天風呂、相当楽しみにしていたらしい。
野天風呂には誰もいなかった。木の蓋を上げて風呂に浸かる。硫化水素型の源泉で乳白。硫黄の匂い。
湯けむり
湯船から足の裏を出して撮ろうとした。
今日のお風呂は今まで入った中で1番温かかったので、10分も入っていればかなりぽかぽかしてきた。
温かいうちに体をタオルで拭いて、着てきた服を水着の上に着て小屋に戻る。
小屋に着いたら速攻内風呂であるこけももの湯に直行。
内風呂は男湯と女湯に分かれている。
炭酸水素塩水の源泉で色は茶色。鉄のような匂い。
内風呂も木の蓋がされており、入る時は上げて出る時は蓋をする。
内風呂には誰もいなかったので野天風呂で撮れなかった足の裏の写真を撮った。
お風呂から出て部屋に戻り、夕飯の支度をする為に談話室へ。
まずはKさんが持ってきてくれた解禁になったばかりのボジョレーヌーボーのロゼで乾杯!
お酒の弱い私でも飲めるようにと、飲みやすいフルーティーなボジョレーを用意してくれたらしい。Kさん、ありがとう!ほろ酔い。
私は2人が酒飲みだと確信していたので、持参したクラッカーとクリームチーズと生ハムでつまみを作った。
KさんとKMさんは最寄り駅で購入した軽井沢高原ビール、私は売店で買ったコーラを飲みつつ鍋を作る。
Kさんが秋田出身なので、食材をそれぞれ持ち寄って(私はきのこ、ねぎ、白菜担当)きりたんぽ鍋。体がぽかぽか温まるし、きりたんぽはお米でできているのでお腹いっぱい。
先週来た時に目を付けていた雪見コケモモ(¥500)カクテルを飲んだ。
千曲錦酒造:藤村のにごり酒とコケモモジュースで作ったカクテルはこんなにかわいい見た目なのに破壊力満点。
酒の飲めない私にはパンチのあるカクテルだったので、2人に協力してもらって飲んだ。どぶろくかな?と思ったけど、にごり酒だった。にごり酒でも十分美味しい。ちょびちょび飲んだ。
食後のデザートに、登山でのおなじみティンカーベルのたまごパンとコーヒー、ミックスナッツ、チョコレートを食べた。Kさんは蓼科山の時にたまごパンは経験済だが、初めて食べたKMさんもしっとりたまごパンを気に入ってくれたようで良かった。
寒くて眠れなかったら嫌だなと思って、今夜もLAKENに沸騰したお湯を入れ、靴下を履かせた湯たんぽを作っていたら、談話室にいた他のお客さんがびっくりして、今度テン泊の時にやってみると言っていたのでオススメした。
話しているうちにあっという間に消灯時間の8時が迫っていたので片づけて部屋に戻る。
背中にカイロを貼っていたが熱すぎて眠れず、足元は湯たんぽでぽかぽか。
べりべりとカイロを剥がし、湯たんぽも蹴っ飛ばして眠った。
暖かい冬の夜だった。