風土記の丘農産物直売所@山梨県
台風19号が去った。
NASAが大騒ぎしているくらいだから普段は台風の被害があまりない私の町も危ないかもしれないと思っていた。
10月12日(土)の夜は暴風雨だったが、TVを観ているうちに寝落ち。
10月13日(日)の朝、ヘリの音で目が覚めた。
心配だった田んぼを見に行くと、我が家の稲を干しているはぜも周りの田のはぜも倒れていなかったので安心して帰宅。運が良かった。浅間大社で買ったお守りの効果がじわじわ効いているなと思って帰宅。
朝食を食べながらふと「うちのはぜが倒れていなくて運が良かっただけでは終わらせられないのでは?他の田ではぜが倒れてる人がいるかもしれない」と思い、おにぎりと飲み物を持って他の田の様子を見に行った。
1人で倒れているはぜを直しているおじさんを見つけ、「手伝います」と声をかけた。
全然知らない人だったのでおじさんもびっくりしたと思うが、こんな時は知ってる人も知らない人もない。
お昼は田んぼの畔に座って知らないおじさんとお昼を食べた。シュールな光景だなと思いながら、持ってきたおにぎりを食べていた。
15時前に全ての作業が終わって帰宅しようとしたらおじさんが「今日はありがとうございました」と言ってお金を渡してこようとしたので全力で断って逃げるようにして帰ってきた。
9月23日(月)続き
あさぎりフードパークを後にし、甲府方面へ向かった。
富士山の真横を通り抜けているはずなのにうっすらともその姿を見る事はできなかった。
嫌な感じの気だなと思った森は樹海だった。
精進湖の脇を通り、トンネルを抜けるとパーッと晴れていて先程までの暴風雨が嘘のようだった。
上九一色村はのどかな雰囲気で、昔あった騒動を感じさせない。ある日突然現れた大勢の白装束の人達に、村の人々は戸惑ったに違いないだろう。戦争と宗教は切っても切り離せないのだろうか?と、堂々巡りの疑問が浮かぶ。
甲府市の風土記の丘農産物直売所があったので、ソフトクリームでも食べようかなと思って寄ってみた。
14時頃だったのでピークは過ぎていたからか、食堂や売店には人影もまばらだった。
何も買う予定ではなかったはずなのに、売店を見ていたらシャインマスカットが5パック位売られていた。恐らく売れ残りだろう。値段を見るとどれも1000円以下で安かったので、自宅用と妹へ2パック(¥650と¥760)購入。
安いシャインマスカットに喜び、ソフトクリームのことなど忘れて直売所を後にした。
やっと渋滞が緩和されたので追い越し車線を気持ちよくドライブしていると、反対車線のプリウスがパッシングしてきた。
慌ててスピードを落とし、そーっと走行車線に移る。
少し先で警察がスピード違反を取り締まっていた(山梨県警のおまわりさんは休みの日までも頑張っていてとっても働き者だなと思う)。
「ありがとう!プリウスの人よ!」
運が良かった、開運守りが早速効いたと思ったが、よく考えたら私の運ではない。
ただ心のやさしいプリウスの運転手の方に助けてもらっただけだ。
運が良かったと安心しきっていたらいつか痛い目に遭うのではないかと、慎重すぎる私は手放しで喜べないのだった。