雲取山@東京都・山梨県・埼玉県
今年のGW最終日にやっと甥っ子や姪っ子に会うことができた。
ちびっこは皆、暇していた。
姪っ子と一緒に白玉クリームあんみつを作った。今時の小学生は家庭科で白玉は作らないらしい。耳たぶ位の固さになったら丸めるよ、と言ってこねこね。
自分で作った白玉は美味しかったらしく、ペロッと食べていた。
大きい方の甥っ子は図工。虫よけキャンドル作り。
スチームクリームが入っていたかわいい猫缶に溶かした蝋を入れ、あっという間に完成。
これなら蓋もできるし、かさばらないし、軽いので山行の時に役に立つ。
缶を3個と、蜂蜜が入っていた瓶1個分の虫よけキャンドルを作った。
2016年4月
お台場でライブがあったので、ついでに埼玉在住のT氏と雲取山へ登ることにした。
T氏の自宅を出て始発電車に乗り、奥多摩駅で下車。
世間はGWに突入したばかりで電車もバスも満員で座れなかった。
昨夜のライブで体力を消耗していた私とT氏は早くも登る前からダメージを受ける。
9:30 奥多摩駅でバス乗車(¥630)
10:20 鴨沢登山口下車
七ツ石山と雲取山の分岐を過ぎた辺りで真新しい熊の爪痕を発見した。
まだ登山を始めて間もないT氏だったので行動食などは私が用意していたのだが、今回は小布施堂の栗かのこ羊羹をラインナップに入れた。
羊羹は重いので私は休憩早々に食べたが、T氏はいつまでも食べないなと思っていたら、結局この山行中に食べずに持って帰ってきて自宅で食べたようだった。
うっすらと富士山が見えた。
15:30 雲取山の頂上に到着
雲取山の山頂には山梨県・埼玉県・東京都それぞれの山頂標がある。
山梨県の山頂標(写っていないが、下の方にちゃんと山梨県と入っている)
東京都の山頂標
埼玉県の山頂標
16:05 雲取山荘到着
小屋で受付(¥8200)をした時に夕食券と朝食券を渡され、夕食は18:30と伝えられた。
人数が多く3部制になっており、1度に70名位が食事をする。×3回なので、小屋に泊っている人は200名前後はいたのではないだろうか?
さすがGWだけあり、布団は1人1組使えないようだ。混んでいる山小屋ではよくある話だが、私にとってはこの混雑具合は初めての経験だった。
部屋に案内されて入ると既に人がいっぱいだった(私達も含めて13名)。
夕食は覚えていないが、食後に受付前のストーブで暖を取りながらコーヒー(¥300)を飲んだのはよく覚えている。
T氏は寒い寒いと言っていたが私はそれほどでもなかったので、私のダウンを貸した。
部屋ではど真ん中にあるこたつを囲んでそれぞれ足だけ入れていたが、とても狭かったので誰かが夜中に「やっぱり普通に寝ましょう」と言って電気をつけて普通に雑魚寝をした。
5:00 朝食
部屋の人達に「混んでるから早く並んだ方がいいよ」とアドバイスをいただき、早々に並んだので3部制の1部で朝食を食べることができた。
5:30 雲取山荘出発
下山途中で立ち寄った霧藻がヶ峰の小屋番のおじさんから、このまま三峯神社へ下っても渋滞でバスに乗れないかもしれないから、神社手前にある分岐で大輪に抜けた方がいいよと言われた。
この分岐まできたら大輪方面が上りで、既にくたくただった私達は近くにあるバス停で情報を得ようとそのまま三峯神社まで下った。
バス停には誰もいなくてよくわからなかったが、このまま舗装道路を30分下った所にヘリポートがあり、そこまで行ったらバスが来るかもしれないと言われ、更に下る事にした。
三峯神社は毎月1日に白いお守りを売っていて、それを目当てに渋滞がおこってしまうようで、しかもGW中とあれば1年で1番混んでいるのではないだろうか?
結局私達はヘリポートでも秩父湖まで行ったらバスがあるかもしれないと言われ、更に10kmの荒れた道を下り下りた。
秩父湖まで来ると渋滞は緩和されてされていたがバスが来ない。
商店街でアイスを買って食べながら考えた。
「こうなったらもうヒッチハイクだ!」
危険なので1人だったら絶対にヒッチハイクという手段は選ばなかったが、T氏と一緒だから心強い。危険が全くないというわけではないが、明日も仕事だ。背に腹は代えられない。
生まれて初めてのヒッチハイクは時間にして20秒、3台目に通った車が止まってくれた。昨夜の11時に戸田の自宅を出て三峯神社へ白いお守りを買いに来たというお兄さんだった。
お兄さんに白いお守りを拝ませてもらった。「氣」という刺繍がされていた。下がっていた運気が上がるらしい。浅田真央さんが買いに来てから爆発的に人気が出たとか。
お兄さんに秩父駅まで送ってもらい、私とT氏、それぞれ1000円ずつをお兄さんに渡した。タクシーだったら2000円では済まなかっただろうし、バスに乗ったと思えばそれ位かかっていただろうし、何より「ちょっとしたお小遣いが入ってラッキー」とお兄さんに思ってほしかった。
お兄さんに幸あれ!
こうして私達は暗くなる前に無事に家にたどり着き、私は翌日会社に出社できた。