豊根村~伊良湖ドライブ@愛知県
SDカードの記録がぶっ飛んだ。もちろんバックアップはとっていない。
すぐさまカスタマーセンターへカードと保証書を送り、データ復旧の手配をした。
ケーズデンキのワゴンで売られていた安いSDカードに無料保証はないらしく、復旧するには有料になりますと連絡がきた。
最初の2日位は少し落ち込みもしたが、不思議な事に日が経つにつれ悲しいとも思わなくなった。
修理に出したSDカードの中身があまり思い出せないのだ。
直近で行った今回の旅と能登半島の旅と山と、もしかしたらボルネオ島に行った時の画像も入っていたような・・・?
写真を撮る事がメインになってしまい、後で見返して思い出に浸るということがすっかりなくなってしまった。
画像がなくても旅をした記憶が自分の中には残っている。
死んだら思い出さえもあの世には持っていかれないのだから、失ったデータについていつまでも嘆き悲しんでいるのがバカバカしいと思えるから不思議だ。
9月21日(土)続き
天竜峡から2時間位車を走らせた所に道の駅があった。
最後に伊良湖へ行った時も帰りに寄って、干し柿の中に栗きんとんが入っているお土産を買った道の駅だった。
あの和菓子をまた食べたい。恐らくここを過ぎたら売ってないだろうと思い、立ち寄った。
売店にはあの和菓子はなかった。
残念に思い、売店を出ると香ばしい香りが漂ってきた。
見るとおばちゃんがおばあちゃんに五平餅(¥350)を焼き始めたところだった。
私も注文した。
味は3種類から選べる。
冒険できないタイプなのでノーマルな味をチョイス。
先に注文して焼けるのを待っていたおばあちゃんが「お金は払いましたっけ?」と五平餅を焼いているおばちゃんに聞いていて可愛かった。
焼きあがるのに3分程かかりますと言われ、その間車にカメラを取りに行ったのは覚えているが、あとの2分30秒は何をしていましたっけね?
おばあちゃんだけでなく、私だってなんだか最近頭がぼやけてきている。
五平餅が焼けたので観光案内所のスペースで食べた。
ぼーっと周りを見ていたら気になるポスターを発見。
「チョウザメが人口を超えましたので食べに来て下さい」おじさんの笑顔がとても良い。
言われなければおじさんが持っているのはサーモンだと思っただろう。
昔、ワーホリでAUSにいた頃、週に一度fish&chipsが安くなる日(AUS$5)があって毎週食べていたが、確かあの時のfishはサメだったような・・・。
豊根村ではまだfish&chipsとしては売り出していないらしい。
・・・これは・・・・・金の匂いがする・・・
豊根村の観光協会の皆さん、ぜひ手軽に食べられるfish&chipsを販売してみてはいかがでしょうか?
ドライブ中でも気軽に食べられるし、道の駅で売ったら売れると思うんです。
つい先日、「仕事を辞めて移動販売でfish&chipsを売ったら儲かりそう。ターゲットは学校帰りの高校生と若い女子です。」と仕事中に課長へ夢を語っていたばかりなので、なんならチョウザメをお安く譲っていただけないだろうか・・・などと考えながらアホな顔して五平餅を食べていたので口の周りに味噌が着いてしまった。
食べ終わってから口の周りを洗ってから道の駅を後にした。
今日中に伊良湖に着けるだろうか・・・
国道1号線を走りながら考えていた。
3連休の初日なので宿は空いていないかもしれないと思い、テントと寝袋は持ってきたけど・・・
あ!ヘッデン忘れた!
ヘッデンがなければ暗闇でのテントの設営は困難になるだろう。
どこかで入手しなければならないが、確か伊良湖に行く道すがらに大きなホームセンターなどなかったような・・・と思っていたらホームセンターを発見。
キャンプや災害時にも使えそうな懐中電灯を購入した。
そろそろどこかで夕食を食べなければコンビニ飯になってしまいそうだ。
途中、道の駅めっくんはうすがあって寄ってみたが、しらす丼などを食べられる飲食店は閉店した後だった。
ぐんぐん岬方面に向かい、薄暗くなりかけた時に見つけた渥美の味処むらかみ に入った。
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天ぷらが胃にもたれそうだったが、渥美半島名物のメロンと大あさりが食べられるから貝の浜定食(¥1480)を注文した。
14時頃食べた五平餅がまだ2/3位お腹にある。 お櫃に入ったご飯は全部食べられないだろうと思って1/3に減らしてもらったけど、ご飯茶碗1杯分はあった。
先に大あさりだけ持ってきてくれたので食べた。
酒が飲めるなら酒も飲みたい。
続いて定食。天ぷらはかぼちゃ、大葉、ナス、あさりのかき揚げ2つ。
お味噌汁にもしっかりあさりが入っている。味噌は八丁味噌だろうか?
デザートに杏仁豆腐!わーい!!
・・・と思ったけど、この後メニューを何気なく見ていて気付いてしまった・・・あれ?メロンは・・・?
手作りの杏仁豆腐美味しかったからいいよ、杏仁豆腐好きだし。
明日、多分メロン買っちゃうだろうし(涙)と、涙を飲んで店を後にした。
伊良湖岬手前に休暇村があり、4年前に皆で泊まったことがあったが、今回は併設のキャンプ場であわよくばテン泊出来ないかなぁと思っていたのでそちらに行ってみた。
わかってはいたが、連休のキャンプ場は人が多くてこの暗闇の中で1人でテントを設営するのは勇気がいるなと思った。
そのままキャンプ場の駐車場でUターンし、次の目的地へ向かった。
更に伊良湖岬方面へ行けば、途中でB&Bがある事は何度も来ていて知っていた。
部屋も空いていそうだということは前日に調査済みだった。
灯りの点いているB&Bの入口へ向かうと様子が変だ。
駐車場には車が1台停まっていた。
玄関のDYIをやってるっぽい。既に夜の8時近くだ。
オーナーに聞いたら、只今改装中につき休業中とのことだった。
無念。
落胆・・・と思いきや、私にはまだまだ他のカードが残されていたので、この時点では楽観的だった。
B&Bの目と鼻の先には伊良湖シーパーク&スパがある。
波乗りの後はこちらのホテルの日帰り入浴でさっぱりして帰っていた。部屋が空いていることも前日に調査済み。
温泉大浴場もあり、旅の疲れを癒せる。
伊良湖岬付近には日帰り入浴できる施設があまりなく、あっても高い。
伊良湖シーパーク&スパも1080円と高いけど、他のホテルはもっと高い。
意気揚々とフロントに行き、素泊まりでいくらか聞いてみた。
14000円とな・・・。
ここで初めてがっくりきた。
時計は8時を過ぎた頃だ。車中泊が決定した瞬間だった。
日帰り入浴は20時までと言う。時計を見るとちょうど20時過ぎたばかりだった。
ホテルの方のご厚意で、時間は過ぎてしまったが日帰り入浴させていただけることになった。
ありがたい。
今回も旅の途中で地元の人にやさしくされた時に渡そうと、地元の和菓子を持ってきていたので、フロントの方に皆さんで召し上がって下さいと言って渡した。
いつも波乗りの後に入っていたから浜辺のココナッツアートが見れたが、夜は窓の外の暗がりに赤い何かが点滅しているのが見えた。
お風呂から上がり、近くのクリスタルポルト(道の駅)まで行った。
駐車場で寝始めたら台風の影響なのか、風の音が強くて時折車が揺れるので心配で眠れない。
やっとうとうとしたと思ったら強風で奇声を発するサーファーの叫び声で目が覚める。
気がふれているのだろうか?
ここは精神衛生上よろしくないし、岬なので風が強くて朝まで車が横転しないという保証もない。
明日の為にもちゃんと眠れる場所を・・・と思って移動開始。
誰もいない道路脇の広いスペースを発見したので、朝まで何事もなく安眠できることを願いつつ就寝。