巌門@能登半島(石川県)
7月28日(日)
最後のチェックポイントである千里浜目がけて車を走らせていると、標識に”巌門洞窟”と出てきたので、洞窟好きの私はハンドルをそちらの方に切っていた。
駐車場に車を停めると、すぐに遊覧船の看板が目に入ってくる。
もしや、これが母が言っていた洞窟まで行く遊覧船のことだろうか?
代金は船に乗る時に徴収されるらしい。運行間隔は20分。竹のストックが用意されている。まるで富士登山のようだ。
その場で下の方をのぞいてみると青い海が広がっている。
前日も遊覧船に乗っていることだし、あまり気乗りしなかったが、すぐに出発するようなら乗ってもいいかなと思い、迷いながら海を見ていたら船がちょうど出て行った。
次の船が出るのは20分後だ。
時計を見ると13:00。これから千里浜ドライブも行かなきゃだし、今回は諦めるかと思ったが、せっかくここまで来た事だし、今日はまだ海水を触ってもいない。せめて海を触ってから帰ろうと、そのまま階段を下りて行った(看板の前にあった竹のストックは使っていない)。
透明度!!
船着き場に到着。
「釣り人はマナーを守るように」という看板があったので、ここで釣りをする人がいるのか聞いたけどいないらしい。
自然のプールもある。そこは私にとって恰好の遊び場だった。水着で入りたかった。
水着で入ってもいいが、遊覧船に乗りに来た観光客からは丸見え。
頭がおかしいと思われてもいいから、それでも入りたくなるほど海がきれい。
亀の手が沢山ある。
美味しそうだと言って喜ぶ私に、船頭さんから「食べた事あるんですか?」と聞かれた。この辺りの人は亀の手を食べないらしい。
船頭さんが、サザエもいますよと言って指を差したけど岩と似ていてよくわからず、ひっくり返したら確認できた。
磯で遊んでいると先程の船が戻ってきたので、代金(¥1100)を支払って遊覧船に乗り込んだ。
遊んでいる間にいつの間にか20分経っていた。時間が足りないくらいだった。
あの階段を下ってきた。
洞窟に到着。
あれを船でくぐるのだな。
この辺りはサスペンスドラマ等の撮影が多いらしい。サスペンスのプリンス、船越英一郎さんもよく来てるとかアナウンスしていた。
ゼロの焦点(松本清張)という映画もここが舞台となっているそうな。
私ならどこで突き落とすか考えていた(サイコパス!!)。
すれすれの所
あれは!!亀の手の大群!!興奮して手が震え、ボケボケの写真。
船は洞窟を潜り抜けず、そのままバックして次のスポットへ。
基盤島。岩と岩の間を船で通過
船を停泊させる為に岩をコンクリで固めてあるとアナウンスで言っていたような・・・
岩に群生している亀の手が気になって上の空で聞いていた。
遠くに見えるのは日本最古の木造和式灯台
楽しい遊覧船の時間が終わり、地上から遊覧船を眺める。
巌門洞窟入口と大きく書かれていたので行ってみる。
こちら側にも遊覧船の船着き場がある。
こんなに長い階段を下りてきたのにまた登る。思っていた磯に到着できなかった。
がんもん橋も渡ったが、高所恐怖症につき下は覗き込めなかった。
私ならどのタイミングでどこから突き落とすか?
高所恐怖症につき、極力ギリギリまで行って突き落とす事態は避けたい。しつこい。
帰宅後に母に聞いてみたら、やはり”遊覧船”で”洞窟”は巌門での出来事だったらしい。
もう何年も前に車で行ったとか。
その頃は洞窟を通過したみたいなこと言っていたが、昔は通る事ができたのだろうか?
同じ場所に行きたくなってしまうのは母親譲りか?
「さすがは親子。鉄砲玉精神の血は争えませんね。」と言いながら輪島サイダーを飲んだ夕食後。