明日は会社休みます。

仕事を続けながら休日に旅をするOLのブログです。

新島

あと2日で待ちに待った給料日。

今、財布の中には約1,500円入っているが、今日はレディースデーにつき映画が安いので観に行く予定だ。

支払いは現金払いなので、明日の今頃には残金400円となっているだろう。

ポップコーンは諦めざるを得ない。

 

今年行った旅のまとめも終わってしまったので、(画像が見つかり次第)過去に行った旅を振り返っていく。

 

【新島 2016年5月】

前日の夕方に雲取山から下山し、東京から一旦自宅に戻り、出勤、その日の夜に再び東京行きの電車に乗って新島行きのフェリーに乗った。

たった1日の出勤の為になぜ有給を取らなかったのかは思い出せないが、恐らくこの時の私は「気が向いたら行こう」精神だったと思われる。

もちろん竹芝からのフェリー(東海汽船)の予約などしていなかった。

GW真っ只中の家族連れで賑わう浜松町の駅を、60ℓのザックを背負い、サーフボードを小脇に抱えて歩く。

竹芝に着いてフェリーの片道チケットを購入。予約を取っていないので、帰りのチケットは当日になってから買ってくださいとのこと。不安。

同時に受付のお姉さんから100均で売っていそうなレジャーシートを手渡される。

「これは・・・」GWの特典と思い込んでいた私にお姉さんは言った。

「船の中でお使い下さい」

 

時間ギリギリまで待合所で過ごし余裕をかましていた。

そろそろ行くか・・・とフェリーに乗る人々の列に並ぶ。

GWとは言えど、こんなに伊豆諸島に行く人が多いのか!そしてこの全員無事に船に乗れるのだろうか?

チケットを渡し、船に乗り込む。サーフボードを預け、やっと自分のスペースの確保。

と言っても既にスペースはどこにもない。

幸いにも雨が降っていなかったので、甲板(もちろん屋根なし)にちょこっと空いていたスペースを見つけ、先ほど受け取ったレジャーシートを敷き、マットと寝袋をセッティング。

荒波で船が大きく揺れたら危ない。各島に着く頃には数名が暗い海へ投げ出されていてもおかしくない。

繁忙期のGWにフェリーの予約をしていないとこうなる。

眠ったまま海に投げ出されない事を祈りつつ、22時、出航で湧く人々をうすらぼんやり眺めながら耳栓をして就寝。

 

船はあまり揺れることなく、生きたまま甲板の上で目が覚めた。

f:id:amikic:20181212155101j:plain

フェリーは伊豆大島、利島を経由して8時半頃新島に着いた。

f:id:amikic:20181212171738j:plain

サーフボードを持っているとバスに乗れないので、羽生浦キャンプ場までタクシーで移動。一人旅でなんか悔しいと思うのはこういう所。

キャンプ場は炊事場、シャワー、トイレもあり、無料で利用できるが受付必須。

受付を済ませ、テントを組み立て、すぐに海の状態をチェックしに行く。

天気は薄曇り。

f:id:amikic:20181212161834j:plain

波もないので夕方までテントで昼寝をすることにしたが、夕方になっても波が良くなかったので、初日はただ眠るだけで終わった。

f:id:amikic:20181212162637j:plain

もうかれこれ2年以上前の旅なので、夕飯は何を作って食べたのか覚えていない。

 

翌朝起きると外は暴風雨でテントから出られる状態ではなかった。外からはキャーキャー悲鳴が聞こえる。

暴風雨は夜中から続いていたみたいだが、耳栓をしていたので全然気づかなかった。

外には出られないので、持ってきた本を読んでいるうちにうとうとしてきて眠ってしまった。

f:id:amikic:20181212163224j:plain

暑くて目が覚め、外に出てみた。潰れているテントが沢山。

f:id:amikic:20181212163323j:plain

防災無線で本日の船の欠航について知らせていた。

ウェットに着替え、サーフボードを持ち、海へと向かいながら、潰れたテントの人達は今晩どうするのだろう?と思った。

f:id:amikic:20181212163734j:plain

晴れていれば海が綺麗。

f:id:amikic:20181212164025j:plain

ダンパー(一気に全部崩れてしまう波)だったことと気分が乗らないので30分程で切り上げた。

キャンプ場に戻る時、海へ向かう笑顔の素敵なイケメンから「どうでした?」と声をかけられた。

イケメン曰く、昨日の波はホレ(テイクオフする時に滑るというより落ちるような波)ていたと・・・。

なんと!昨日私がふて寝している間にもそれなりに波があったらしい。

 

キャンプ場に帰って来て、相変わらずの暴風だったので夕方にテントを移動した。

テントが崩壊、または飛ばされた人たちは外で夜を明かしていた。

 

最終日の朝。

f:id:amikic:20181212171539j:plain

海辺を散歩。

f:id:amikic:20181212171556j:plain

f:id:amikic:20181212171615j:plain

船が出るとの情報を得たので、身支度を済ませ、港へ行って帰りのチケットを買う。

港付近を散歩し、無料の湯の浜露天温泉に入った。

f:id:amikic:20181212171710j:plain

シャワーは有料。

f:id:amikic:20181212171644j:plain

出航前の港は激混みだった。

f:id:amikic:20181212171759j:plain

波乗り目的で行ったのに30分しか波乗りせず、悲しい気持ちで帰宅。

あれ以来波乗りには行っていない。