プーケット
今年は海外にも足を伸ばした。
頑張った自分へのご褒美ではない。
ただただ仕事から逃れ、常夏の海でボーっとしたかった。
そんなにも仕事が忙しいの?と言われればそうでもない。
3月に3日も有給を取得できたのだから。
お正月明けに何気なく見つけたプーケット行きのチケットが安かったから(結局そんなに安くはなかった。どうかしていた)、ノリでチケットを予約してしまった。
予約した後、面倒臭くなって少しだけ後悔した。
この一人旅は全てにおいて安く済ませたかったので、飛行機、宿泊、移動手段の全てが自分手配にしてしまった。
でも、今思えば旅行会社のツアーに申し込んで1人参加の追加料金を支払っても、出ていくお金に大差なかったように思う。損はしていないが悲しい。
私のような週末トラベラーは、ちょっと高いけど直行便で行った方が現地での時間がゆっくり過ごせる。
【プーケット 2018.3】
仕事を定時で上がり、自宅で着替え、電車に乗って羽田に向かった。
お風呂に入っている時間はなかったので、国際線到着ターミナル2Fにあるシャワーを利用。
¥1080/30分でアメニティ、ドライヤー有り。
利用すると、隣にあるタリーズのドリンク200円引チケット(期限は当日限り)をもらえる。
混んでいたので、予約してから飛行機のチェックインを済ませてからシャワー。
- 航空券料金 ¥45,400
- その他諸税 ¥5,380
- 取扱料金 ¥5,400
- クーポン割引 -¥3,000
- 旅のワンランクアップクーポン ¥1,000
- 帰りの預け荷物代 ¥7,000位
トータルで¥61,180もかかっている。
本当にどうかしていたとしか思えない。
航空券料金だけ見て、安い♡と思ってしまったが、色々とむしり取られている。当たり前。
飛行機はクアラルンプールで乗り換え。行きは5時間、帰りは15時間という乗り換え時間があったので、5日間のうち、実際現地でのんびりできたのは2日程。
ホテル近くの海(パトンビーチ)に繰り出したのは夕方の4時頃だったので、写真しか撮れず気持ちが焦っていた。
ホテルはbooking.comというサイトであらかじめ予約しておいたBearPacker Patong Hostel
海やメイン通りにも近く便利な場所なので、プーケットのBBにしては高めの¥2,193だったけど、朝食も付いて(翌日は朝早く出発だったので食べられなかったけど)、女子部屋もあり、清潔感あるBBだったので良しとする。ダニもいなかった。
10分ほど歩くと、ビッグCというスーパーマーケットがあったので、初日に大量のお土産を買い終えた。
おばちゃんに「辛いの苦手だから、辛くしないでね」と言ったら「まかしといて!」って言ってたのに辛かった。写真を見るだけでも辛い。
鶏肉が苦手だけど、本場でカオマンガイ食べようと思っていたが、挑戦できず。
BBの女子部屋はヨーロッパのガールズ達と一緒で、女の子達はクラブに繰り出していたが、ちゃんと12時前には消灯している良い子達だった。
翌日は早朝にバスでピックアップされ、フェリーでピピ島へ移動。
ザ・バカンス。
島のツアー会社に立ち寄り、午後から行けるアイランドホッピングツアーを申し込み、ホテルにチェックイン。
この旅で私が一番行きたかったマヤベイに行った。
レオナルドディカプリオ主演映画「ザ・ビーチ」の舞台となった小さな離島。
※環境問題につき、2018年6月から無期限閉鎖されてしまった。
所々でシュノーケルしながら島々を巡るアイランドホッピング。
最後はサンセットを見て終了。
夕飯はホテル近くのレストランで海老チャーハンと肉サラダとマンゴースムージー。
猫は島人から大事にされていた。
翌日はホテル近くのカフェでサンドウィッチをテイクアウトして、バンブー島に行こうと思い、ツアー会社に行った。
でも、バンブー島だけ行くツアーはないらしい。
バンブー島に行くには、前日に廻った島々も行くことになるのでダブってしまう。
しくじった、と思った。
ならば昨日の半日はピピ島のビーチでのんびりし、今日は朝からバンブー島込みのツアーに行けば良かったと・・・。
迷ったが、諦めてまるっと1日ピピ島のビーチで海を眺めたり貝拾いをしたり時々泳いだりした。
日焼けをし過ぎた為、夕飯を食べた後に熱中症の症状が出た。
ビーチ近くに大きい病院があるので、運ばれるならそこだろうと思いながら、症状が良くなったところで急いでコンビニに水とアロエベラのジェル(日焼け後に体に塗るやつ)を買ってきた。
島内には観光客が利用するセブンイレブンと島人が利用するコンビニがある。
泊っているホテルには冷蔵庫がなかったので、熱中症にはキンキンに冷えた水が必要だった。冷たい水を飲んだら症状が和らいだ。
翌日の朝はいつものカフェで朝食。
食事の時には必ずマンゴースムージーを飲んでいた。
ホテルに近く、毎日利用していたので、帰国日に私が大きなバックパックを背負って店の前を通ると、無口な店主が「今日帰るのかい?また来てね。」と言ってきた。
来た時と同じく、フェリーに乗ってプーケット島へ移動。
プーケットタウンでバスターミナルまでの道に迷う。
迷っていると地元のおじちゃんが「タクシー?」と声をかけてくるが、バスターミナルまでの道のりを聞けば教えてくれるし、それ以上しつこくしてこないからありがたい。
アジア圏で女1人でタクシーに乗るのは危険なので、交通手段は行きも帰りもバスを利用した。
あんなに乗り換え時間がたっぷりあったのに、森の中の空港、空港の中の森をコンセプトに、日本人の建築家が建てた素晴らしいクアラルンプール空港の写真を撮っていなかった。
プーケット空港で預けた荷物を一旦クアラルンプールで受け取る予定で、着替えや飛行機内での防寒対策全て、バックパックに入れておいたのだが、私の荷物は羽田まで受け取ることができなくなってしまった。
クアラルンプール空港に着くのが真夜中だったので、空港内のカプセルホテルを予約していた。
その日は移動だけだし荷物になるからと思い、紙パンツを着用していた。
でも2日続けて同じパンツを履く勇気がなかったので(しかもパンツは紙でできている)、カプセルホテルでシャワーを浴びてからパンツ購入まで、まさかのノーパンツ。
遡ること1年前、金正男が暗殺されたクアラルンプール空港でノーパンツ。
今思えばそんな恐ろしい空港でノーパンツだったなんて、命がけの旅だった。
朝になってパンツと飛行機の中で着るセーターを買いに、空港内をうろうろした。
H&Mで見つけたどぎつい紫色のセーターは、帰りの飛行機で日本人のCAに英語で話しかけられることとなった。
一体私をどこの国の人と思って話しかけていたんだろう?
空港の下着屋で購入したアナ雪のかわいいピンクのパンツでお尻を保護した私は疑問に思った。