大境洞窟住居跡@氷見(富山県)
土日で妙高山と火打山に登るか北岳に登るか迷っていたが、台風が近づいていたので予定を変更して能登半島をぐるっと一周してきた。
フジロックは大変な雨だったようなので、もし火打山の高谷池でテン泊していたら無事に帰って来れなかったかもしれない。
宿の予約をしていなかったのでキャンプ場でテン泊しようと思い、テントと寝袋を用意していった。
往復下道で挑戦する予定だったが、帰りは時間が押していたので最後の2時間だけ高速に乗って帰ってきたおかげで8時過ぎには自宅に到着。睡眠時間もバッチリ。月曜日からバリバリ働いている。
これは2日間(920km)に渡る能登半島の旅の記録である。
画像と情報量が多いことと私がUPするのに飽きてしまう事を加味し、観光地毎にまとめてみた。
2019年7月27日(土)
朝3時に出発。
台風はどこに行ったの?というくらいの空。
途中どうしても眠くて、海岸沿いにある広いスペースで30分程寝た。
7時半頃だったが真夏の太陽が暑い。
富山県に入り国道8号線を走っていると、富山ナンバーの車の車間距離の狭さに驚く。
きっと交通事故多発都道府県の上位だろうと決めつけて調べたが、41位。意外にも事故が少ない。
氷見の海岸沿い。
海の向こうに見えるは立山連峰。山の方は雨っぽい。
まんがロードとかあるらしいから、帰りに時間があったら寄りたい。
道路沿いにあった看板に吸い寄せられるように大境洞窟居住跡へやってきた。
正直遺跡などにはあまり興味はないが、昔から”洞窟”には目がない方だ。
使い込まれた縄や船があったりして漁師の村。
海側に無料の休憩所があり、2Fにいた地元のおばちゃんに遊歩道を歩いたらどれくらいの時間がかかるか聞いたら、ゆっくり歩いても30分で行けるコースがあるらしいからチャレンジしてみる。道もわかりやすいから大丈夫とのこと。
九殿浜園地の地図。
赤い屋根がおばちゃんと話した休憩所。
こんな感じの坂道をぐんぐん登る。
先程よりも近くに見えるお山。
緑の木々の向こうに海や島(蛇ヶ島)が見えるのが嬉しくて写真を撮りながら歩いているからなかなか先に進まない。
本当に台風はどこにいったのか?こんなに暑いなら水着持ってくれば良かった。
3匹のトンビが現れた。頭の上をピーヒョロロロと鳴きながらグルグル回っている。
私の事を狙っている様子。小さい子供ならヒョイとさらわれそう。
人隠しは一説によるとトンビにさらわれたりしたことも原因の1つだったとか・・・。
遊歩道のあちらこちらでは地元の方の畑があり、色々作物があったのでそれを狙っていたのか?
これはスダチ?
畑に侵入するのはNGなので遠くから撮ったオニヤンマ。
こうして見ると遠すぎてオニヤンマに見えない。
見晴らし台に到着。
海越しに見える立山連峰の看板
冬の方がはっきりくっきり見えるだろう。
そろそろ出発地点に戻ってきた
黒い屋根瓦が多い。そしてどの家の屋根もツヤツヤしている。
ここで育つ子供が羨ましい。私もここで育ちたかった。大人になる前にトンビにさらわれていたかもしれないけれども。
学校から帰ったら毎日この見晴らし台に登って海を眺めたかった。
友達と釣りをしたり、 暑い時には海に入ってバシャバシャやりたかった。
でも、地元の子らしき姿を見かけなかった。
子供どころか大人さえも。
暑かったからなのか?
遊歩道の始発点に戻ってきたので、いよいよ洞窟探検。
洞窟はこの神社(白山社)の向こうにあるらしい。
日本で初めて調査された 大境洞窟居住跡
説明しよう。
そういうことだ。
思ったほど奥行きがないからなのかこの日が暑かったからなのかわからないが、”洞窟”で連想するひんやり感は特になかった。
詳細は省くが、この洞窟には縄文時代頃から人が住んでおり、人骨や獣骨、土器などと一緒にサザエやカキの殻なども見つかった。
昔の人もグルメだったということだ。
洞窟に釣られてやってきたが、遊歩道のお散歩メインになってしまった。
しかし、どうしてこのような眺望最高な遊歩道があまり知られていないかわからないが、人がどっと押しかけてここの良さがなくなってしまうのは悲しい。
ひっそりと楽しむのが良いのだろう。
次に来るとしたら冬。お弁当を持ってきて見晴らし台で立山連峰を見ながら食べたい。